(県指定・重要無形民俗文化財:昭和57年12月7日指定)
鎌倉時代に始まったといわれる伝統的な踊り。
太鼓の踊り手が背負うシナイは4mあまりあり、白・赤・緑の3色に色分けされ太鼓、笛、鉦(かね)の音が響き、シナイが見せる勇壮華麗な舞が見ものです。
毎年8月15日に峯(みね)神社に奉納されます。
コロナ禍により、神事のみが行われ、踊りは休止しています。
踊りが行われていた年の様子をご紹介します。
午後1時、福田寺を経由して峯(みね)神社へ向かいます。
真夏の真昼だけに、この日も相当暑い日でした!(気温37度超…)
裃(かみしも)姿役やよろいかぶとを身に着けた武将の一行がやってくると、
さすがに迫力があり、身震いをするような高揚感を味わうことができます!!!
峯(みね)神社に入って来ました!
雨乞いの形をとっています。
太鼓役は、太鼓を前に付けます。
シナイに御幣(ごへい)を立てており信仰心の残影を留めています。
シナイは一説には悪魔払いのためのものだといわれています。
重たいので大人が背負いますが、風が吹くとよろけてしまうんですよ!
大人の参加者のうち、太鼓を6人、笛を2人、歌い手3人で分担しています。
みなさんは2週間くらい前から毎日練習に励んでいます。
晴れた日は外で実際に動いて感触を確かめ、
雨の日は三倉地区の「特産品加工・文化伝承施設」で行っています。
子どもの参加者は12人程いました。
保育園児から高校生まで幅広い子どもが楽しんでやってくれています。
カメラを持った見物客も大勢訪れます。
シナイは和紙でできています。
もしこの日に雨が降ると中止にせざるを得ないのです。
この地区の子どもたちは、こうやって大人の一生懸命な姿を見て育ってきています。
午後2時半頃、無事終了いたしました。
揖斐川町観光・歴史・文化