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    2011 セントジョージ市との交流報告

    • 更新日:2014年6月30日
    • ID:2891

     

     アメリカ合衆国ユタ州セントジョージ市と揖斐川町との国際交流は、マラソン交流と中学生交流を通して、両国の文化や風土について理解し合い、お互いの友好関係を深めることを目的に実施され、今年で23回目を迎えました。

     毎年10月に開催されるセントジョージマラソンへの派遣と、毎年11月に開催されるいびがわマラソンでの受入を行い、マラソンへの参加やホームステイをしながら交流を深めています。

     

    セントジョージマラソンへの派遣団

    期間:平成23年9月28日(水)~10月5日(水) 8日間

     2010いびがわマラソン成績優秀者4名を含む19名が、セントジョージ市へ派遣されました。

    【 派遣ランナー 】

       総合男子 片岡 哲朗(かたおか てつろう)さん

       総合女子 風岡 さやか(かざおか さやか)さん

       町内男子 西田 知弘(にしだ ともひろ)さん

       町内女子 上田 智美(うえだ ともみ)さん

     

     今年のセントジョージマラソンは、10月1日(土)に開催され、派遣ランナー4名が出場しました。 マラソンのスタート時間が早朝にも関わらず、会場には多くの応援者が集まっていました。また、沿道では、ランナーが通過すると、ハイタッチをして応援する子どもたちの姿が見られました。派遣ランナーはセントジョージ市民からの温かい声援もあり、全員が無事完走することができました。

     マラソン会場では、東日本大震災の募金箱が設置され、復興を願う人たちから義援金が寄せられました。現地の方からは日本を心配する多くの声が聞かれ、心温まる気持ちと支援に感謝しました。

     滞在期間中は、ホームステイをしながらマラソンへの参加のほか、市内を見学するなどして過ごし、現地の方と交流を深めました。

     セントジョージ市の皆さんから温かいおもてなしに感動し、セントジョージマラソンの素晴らしい運営を学び、派遣団は帰国しました。

     

     

    ハイタッチをするランナー

    ←7マイル地点の応援ポイントでは、早朝にもかかわらず多くの応援者が集まっていました。ランナーが通過すると、声を上げて声援をおくったり、ハイタッチをして応援する子どもたちの姿が見られ、温かい雰囲気が伝わってきました。

    ゴールの様子

    →総合男子1位の選手がゴールする様子です。セントジョージ市の市長と一緒に派遣団員もゴールテープを持ってランナーをお迎えすることができました。

    ゴール地点

    ←続々とゴールするランナーたちの様子です。ランナーもマラソンを楽しんでいるのが伝わってきました。ゴール会場にもたくさんの人が応援に駆けつけていて、大会を盛り上げていました。

    表彰式

    →セントジョージ市の表彰式終了後、セントジョージマラソン成績優秀者4名(総合男女各1名、マスターズ男女各1名)に、いびがわマラソンに招待するプラカードが手渡されました。

    派遣団員から報告書が届きました!

    セントジョージマラソンへの参加やホームステイについて、派遣団員から報告をいただきましたので、ご紹介します。

     

    • マラソン大会の雰囲気が日本と異なって元気な応援など、楽しむことができました。あまり景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、赤い山や砂漠、無音地帯なども印象に残っています。ホストファミリーの方には、選手を受け入れるということで、万全にマラソンに臨めるようにしていただきました。代表の選手として、同行した派遣団の皆さんにはいろいろ声を掛けていただいたり、応援をしていただきました。(派遣ランナー 片岡さん)
    • 7マイル地点では、いびがわ応援団の元気な声援をもらい、各エイドでは多くの学生が一生懸命給水をしてくれました。沿道では小さな子どもたちとハイタッチをすることができ、テンションも揚がりました。中盤以降、疲れを感じ始めた頃、ダイヤモンドバレーのあたりから景色が開け、広大なユタの山々が遠くまではっきり見え、その感動で気持ちが前向きになれました。ホストファミリーも応援に駆けつけてくれ、心から喜んでくれました。(派遣ランナー 風岡さん)
    • 雰囲気は非常ににぎやかで、沿道の声援も盛り上がっていて、地元学校のブラスバンドの応援に励まされました。街全体が一体となっているのが伝わってきました。ホストファミリーがスタートからゴールまでずっと併走して助けてくれたので、楽しく走ることができました。ゴールでは、アメリカっぽく妻がゴールラインで迎えてくれるなどのサプライズがあり、今までで一番の思い出となりました。(派遣ランナー 西田さん)
    • 景色の変わらない果てしなく続く一本道のコースは、不安でいっぱいでしたが、11キロ地点で揖斐川町の派遣団の方々や、現地の方々が一生懸命応援してくださったので、それらに応えられるように頑張って走りました。途中の長い上り坂、下り坂では孤独でつらいときがありました。そのとき後ろから「ポンッ」と肩を叩いて「一緒にがんばって走ろう。」と声を掛けてくれたのが、ホストファミリーの娘さんでした。いろいろな方の励ましや応援もあり、時間はかかりましたが無事完走することができました。(派遣ランナー 上田さん)
    • 前日のコース下見では、各国の旗と並んでごく一般的な場所にはためいていた日の丸が、大会当日にはもっとも素晴らしい位置に移され、揖斐川町からの派遣選手を迎えてくれました。揖斐川町との交流を大切に思ってくださるセントジョージ市を感じました。コース途中での応援では、イスやブランケットを持ち込んで暗いうちから駆けつけた方々や、ジャズ演奏で選手を迎える方など印象的でした。別れの日にはホストファミリーが泣いてくれたことは忘れられない思い出として残りました。(派遣団員 山田さん)
    • セントジョージ市の市長さんをはじめ、皆さんが日本の東日本大震災を心配され、その揖斐川町への影響を心から気を揉んで頂いていたことも強く分かり、マラソン会場での募金箱につながったのは、心温まる演出でした。ホストファミリーは日本語を全然話せない家庭であったが、一生懸命にもてなそうという気持ちが伝わり、本当に感謝しています。(派遣団員 大久保さん)
    • 東日本大震災の被災地でボランティア活動と現地の視察を行った写真と掲示用紙をマラソンエントリー会場の「いびがわマラソン」ブースに貼って頂き、つたない英語での説明に皆さんが耳を傾けて頂き、少しは私たちの伝えたい内容を理解して頂けたのではないかと思います。何回もホームステイを引き受けてくれている市民の皆さんの温かいおもてなしに心温まる思いを感じました。(派遣団員 成瀬さん)

     

    セントジョージからの派遣団受け入れ

    期間:平成23年11月10日(木)~11月15日(火) 6日間

     2011セントジョージマラソン成績優秀者4名を含むマラソン派遣団14名と、中学生派遣団15名の総勢29名の皆さんを、揖斐川町にお迎えしました。

    【 招待ランナー 】

       ベン・ヴァンビーカム(2011セントジョージマラソン 総合男子3位)

       ロージー・リー    (2011セントジョージマラソン 総合女子1位)

       ペピ・ピーターソン  (2011セントジョージマラソン マスターズ男子1位)

       ジュリア・ホーランド (2011セントジョージマラソン マスターズ女子1位)

     

     11月13日(日)に開催されたいびがわマラソンには、マラソン派遣団から招待選手4名を含む10名の方がランナーとして参加し、全員無事完走することができました。その他の派遣団も、ウォーキングに参加し、いびがわマラソンを楽しんでいる様子でした。

     派遣団の皆さんは滞在期間中、町内の家庭にホームステイをしながら、マラソンへの参加のほか、観光するなどして、交流を深めました。ホストファミリーとして20世帯のご家族と、通訳として7名の皆さんに国際交流ボランティアとして活躍していただきました。

     ボランティアの皆さんの温かいおもてなしにより、派遣団の皆さんは終始笑顔で過ごされ、帰国式には、別れを惜しんで涙を流す姿もみられました。

     

    スタート会場

    ←マラソンのスタート前に行われた高石ともやさんのランニングミーティングにて、セントジョージ派遣団が紹介されました。

    ウォーキング

    →ランナー以外の派遣団員は全員ウォーキングに参加し、いびがわマラソンを満喫しました。その後、ゴール会場に移動し、声援をおくりました。

    招待選手のゴールの様子

    ←セントジョージマラソンでマスターズ男子1位のペピ・ピーターソンさんは、いびがわマラソンのハーフに出場し、総合男子11位、年代別(40代)では見事1位に輝かれました。

    招待選手のゴールの様子

    →セントジョージマラソン総合女子1位のロージー・リーさんは、いびがわマラソンのハーフに出場し、総合女子2位の成績をおさめられました。