揖斐川町では、農業用水を利用した小水力発電の普及啓発や導入を進めています。小さな水の力で発電でき、簡単に製作できる小型発電機を、小島小学校の児童たちが組み立てて電気を起こす体験をしました。
小島小学校6年生42人が体験したのは、3~10ワットの発電ができる、らせん式小型水力発電機の製作です。恵那市の会社が開発した発電機のキットを使い、獣害防止電柵用として共同開発している中津川工業高校の生徒から製作の指導を受けながら、みんなで4基を組み立てました。
塩ビ管に、らせん状のハネとなる部品を一つ一つ取り付けます。塩ビ管とハネの部品にはあらかじめボルト用の穴があけられていて、穴の位置を合わせてボルトを差込みます。
一つ一つの部品を取り付けていくと、らせん状のハネになります。このハネが水の力を受けて回転すると、塩ビ管の一方の先に取り付けた小型発電機で発電します。
組み立てた発電機を、小島小の敷地内に流れる水路に設置してみました。LEDライトをつなげて、みんなでカウントダウンし、スイッチオン。児童が手に持ったライトが無事に点灯しました!
「組み立てるのが意外と簡単で、楽しかった」「電気がつくのかなと思ったけど、ついてよかった」などと笑顔で感想を話してくれた児童たち。身近な自然で電気が起こせる仕組みに、関心を深めました。
完成した発電機は、上野地区の水路に設置して、鳥獣害防止の電気柵用の電源として利用します。
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