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    2012 セントジョージ市との交流報告

    • 更新日:2014年6月30日
    • ID:3689

     

     アメリカ合衆国ユタ州セントジョージ市と揖斐川町との国際交流は、マラソン交流と中学生交流を通して、両国の文化や風土について理解し合い、お互いの友好関係を深めることを目的に実施され、今年で24回目を迎えました。

     毎年10月に開催されるセントジョージマラソンへの派遣と、毎年11月に開催されるいびがわマラソンでの受入を行い、マラソンへの参加やホームステイをしながら交流を深めています。

     

    セントジョージマラソンへの派遣団

    期間:平成24年10月3日(水)~10月10日(水) 8日間

     2011いびがわマラソン成績優秀者4名を含む9名が、セントジョージ市へ派遣されました。

    【 派遣ランナー 】

       総合男子 高橋 雅一(たかはし まさかず)さん

       総合女子 林 亜沙美(はやし あさみ)さん

       町内男子 高橋 豊和(たかはし とよかず)さん

       町内女子 野原 麻衣(のはら まい)さん

     

     今年のセントジョージマラソンは、10月6日(土)に開催され、派遣ランナー4名を含む6名が出場しました。 ランナーの皆さんはセントジョージ市民からの温かい声援を受けながら大自然の中を走り抜け、全員が無事完走することができました。

     滞在期間中は、ホームステイをしながらマラソンへの参加のほか、市内を見学するなどして過ごし、現地の方との交流を深めました。

     派遣団はセントジョージ市の皆さんから温かいおもてなしに感動し、セントジョージマラソンの素晴らしい運営を学び、帰国しました。

     

     

    スタート会場

    →スタート会場には日本の国旗の横に揖斐川町の町旗といびがわマラソンののぼりが掲げられていました。

    町内ランナー

    ←7マイル地点の応援ポイントでは、早朝から多くの応援者が集り声援を送っていました。

    ゴール地点

    →ゴール会場にもたくさんの人が応援に駆けつけていて、大会を盛り上げていました。

    表彰式

    ←表彰式終了後、セントジョージマラソンの成績優秀者4名(総合男女各1名、マスターズ男女各1名)に、いびがわマラソン招待プラカードが手渡されました。

    派遣団員から報告書が届きました!

    セントジョージマラソンへの参加やホームステイについて、派遣団員から報告をいただきましたので、一部をご紹介します。

     

    • 市街地に入るといびがわマラソンとも変わらない応援が続きました。セントジョージマラソンで一番嬉しかったのは日本語で「頑張れ」と応援してくれたことです。やはり日本語は心を打たれました。そんな応援も続きましたがペースは上がらずゴールイン、暫く動けませんでした。後から思うともっと応援の人々とふれあいながら走ってもよかったと思いましたが、走っている間はそんなことを考える余裕はありませんでした。本当に完走できてよかったです。平成21年にセントジョージから1人の中学生をホストファミリーとして受け入れました。今年、揖斐川町代表に選ばれ、セントジョージに送るプロフィールに我が家にホームステイした娘さんと再会したい、と書いたところ、なんとホームステイ先は彼女の家が引き受けてくれました。再会が叶い感無量でした。ホストファミリーの家族の絆は強く、彼らに家族にとって一番大切な記念日は何かと聞いたところ、結婚記念日で、家族を大切にしている、僕自身学ぶところの大きいホームステイでした。このような機会を与えてくれた各位に感謝いたします。(派遣ランナー 高橋豊和さん)

     

    • まさか海外のマラソンに参加できるなんて思っていなかったので、とても嬉しかったし、楽しみにしていました。暗闇の中を走り出すという、日本のマラソンとは異なった時間帯で始まったため、わくわくしました。コースは永遠に一本道で、周りは大自然に囲まれており眺めもよく、気候もじめじめしていないので、とても走っていて気持ちがよかったです。結果は自己ベストを出すことができ、安心感と達成感に満ちあふれました。ゴールしてからランナーだけが入れる場所で、飲み物や食べ物が食べ放題でした。このような食べ放題というワイルドな特典もアメリカらしいと感じました。この大会で、ホームステイ先のアンバーが優勝したと聞いてとても驚きました。11月に行われるいびがわマラソンに彼女は招待され、私の家にホームステイすることになり、とてもわくわくしています。マラソンによって、まったく知らなかった外国の人とこのような交流ができて、スポーツはとても素敵だと感じました。(派遣ランナー 野原麻衣さん)

     

    • マラソンコースの下見に行くと、素晴らしい広大な大地「絶景」が広がっていました。このような素晴らしい景色の中を走ることができるのかとワクワクしている自分がいました。当日の朝、スタート地点は標高が高く早朝だったため、とても寒く焚き木がたかれ、大きなスピーカーからはアナウンスや音楽が流れ、お祭りムードでした。陽が上がるころには、沿道には沢山の人がいて、応援してくれました。中には馬に乗ってきている人や、車のトラックのリアゲートに座り応援している人が沢山いてアメリカならではといった感じで走っていてとても楽しく感じました。沿道で応援してくださる大勢の人の気持ち、大会を運営していただける人たちの気持ちがあって走れるのだと感じました。マラソンを走っていると、あの何千人といる中、ホームステイ先のカリと出会い数百メートルでしたが一緒に走ることができ、とても嬉しく思いました。走った後もホストファミリーがとても気を遣ってくれ優しさを感じました。さよならパーティーの時、ホストファミリーに「マラソンの前の晩はよく眠れたか」と聞かれ、「よく眠れた」と答えると、「私たち夫婦は君が心配で眠れなかったんだ」と聞き、そんなことも知らなかった自分、そんなに私のことを心配してくれた二人の優しさ・温かさを知り、涙が止まりませんでした。とても良い家族にホームステイでき、巡り会えたことに感謝しています。(ランナー 栗田芳郎さん)

     

     

    セントジョージからの派遣団受け入れ

    期間:平成24年11月8日(木)~11月13日(火) 6日間

     セントジョージ市長と2012セントジョージマラソン成績優秀者4名を含むマラソン派遣団14名と、中学生派遣団18名の総勢32名の皆さんを、揖斐川町にお迎えしました。

    【 招待ランナー 】

       フリッツ ヴァン デ キャンプ(2012セントジョージマラソン 総合男子1位)

       アンバー グリーン (2012セントジョージマラソン 総合女子1位)

       イアン ハンター  (2012セントジョージマラソン マスターズ男子1位)

       ジュリー トーマス (2012セントジョージマラソン マスターズ女子1位)

     

     11月11日(日)に開催されたいびがわマラソンには、マラソン派遣団から7名の方がランナーとして参加し、全員が無事完走されました。また、招待選手のアンバー グリーンさんがハーフ女子で2位に入るなど好成績を残しました。その他の派遣団も、あいにくの雨模様となりましたが、ウォーキングに参加し、いびがわマラソンを楽しみました。

     今年はセントジョージ市のマッカーサー市長が来日され、マラソン当日はウォーキングに参加したほか、谷汲で開催されたもみじまつりも見学されました。また、いびがわマラソンの総合男女1位の各ランナーに、マッカーサー市長から、来年開催されるセントジョージマラソンへ招待するプラカードが手渡されました。

     派遣団の皆さんは滞在期間中、町内の家庭にホームステイをしながら、マラソンへの参加のほか、観光するなどして、交流を深めました。ホストファミリーとして22世帯のご家族と、通訳として5名の皆さんに国際交流ボランティアとして活躍していただきました。ボランティアの皆さんの温かいおもてなしにより、派遣団の皆さんは終始笑顔で過ごされました。

     

    ランニングミーティングで派遣団紹介

    ←マラソンのスタート前に行われたランニングミーティングにて、セントジョージ派遣団が紹介されました。

    ウォーキング

    →雨の中、マッカーサー市長ほか派遣団員はウォーキングに参加しました。セントジョージではめずらしい雨でのウォーキングを楽しんでいる様子でした。

    ランナーのスタート

    ←招待選手を含むランナーの皆さんは、全員完走され、ハーフ男子ではイアン・ハンターさんが5位、フリッツ・ヴァン・デ・キャンプさんが8位、ハーフ女子ではアンバー・グリーンさんが2位に入賞するなど好成績をおさめられました。

    招待プラカード贈呈

    →総合男女各1位のランナーにマッカーサー市長からセントジョージマラソンへの招待プラカードが手渡されました。市長とランナーがハイタッチをし、喜びを分かち合いました。