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    2013 セントジョージ市との交流報告

    • 更新日:2014年6月30日
    • ID:4840

     

     アメリカ合衆国ユタ州セントジョージ市と揖斐川町との国際交流は、マラソン交流と中学生交流を通して、両国の文化や風土について理解し合い、お互いの友好関係を深めることを目的に実施され、今年で25回目を迎えました。

     毎年10月に開催されるセントジョージマラソンへの派遣と、毎年11月に開催されるいびがわマラソンでの受入を行い、マラソンへの参加やホームステイをしながら交流を深めています。

     

    セントジョージマラソンへの派遣団

    期間:平成25年10月2日(水)~10月9日(水) 8日間

     2012いびがわマラソン成績優秀者4名を含む11名が、セントジョージ市へ派遣されました。

    【 派遣ランナー 】

       総合男子 山本 泰明(やまもと やすあき)さん

       総合女子 加古 光江(かこ みつえ)さん

       町内男子 牧村 哲男(まきむら てつお)さん

       町内女子 山本 真理子(やまもと まりこ)さん

     

     今年のセントジョージマラソンは、10月5日(土)に開催され、派遣ランナー4名が出場しました。 ランナーの皆さんはセントジョージ市民からの温かい声援を受けながら大自然の中を走り抜け、全員が無事完走することができました。

     滞在期間中は、ホームステイをしながらマラソンへの参加のほか、市内を見学するなどして交流を深めました。

     今年は交流25回目を迎え、マラソン応援団として4名の方もセントジョージ市を訪れ、メイヤーズウォークへの参加やマラソンの応援を行いました。

     派遣団はセントジョージ市の皆さんからの温かいおもてなしに感動し、セントジョージマラソンの素晴らしい運営を学び、帰国しました。

     

    スタート会場

    →セントジョージマラソンの前日に行われたコースの下見の様子。スタートラインで記念撮影。

    7マイル地点

    ←7マイル地点。壮大な風景が広がる応援ポイント。

    ゴール地点

    →多くの観客が見守る中、ゴールする山本泰明さん。総合男子18位、年代別で2位に輝いた。

    表彰式

    ←表彰式終了後、セントジョージマラソンの成績優秀者4名(総合男女各1名、マスターズ男女各1名)に、いびがわマラソン招待プラカードが手渡された。

    派遣団員から報告書が届きました!

    派遣団員から報告をいただきましたので、一部をご紹介します。

     

    • コースの大半は、日本にはない岩山の壮大な風景が広がる大自然の中の一本道路、序盤の下り坂は大自然の夜明けの風景を楽しむ余裕がありました。しかし、下り坂による脚筋への負担は予想以上に大きく、レース中盤から後半になると、立ち止まることも考えるほど脚筋が悲鳴を上げていました。途中棄権だけは避けたい、最後まで走りきりたい。不安の中、何とかペースを維持してゴールを目指していくと、街が近づくにつれて沿道の応援が増え、その励ましに手を振って応えるうちに雰囲気に乗せられ、終わってみれば予定よりかなり早いタイムでゴールすることができました。ホームステイでは、さまざまな場面において、言葉の壁を乗り越えて、深いところで人として共通する心根を実感しました。私たち派遣団が現地で温かくもてなされたのは、揖斐川町民の皆さんが、毎年、セントジョージ市からの派遣団の皆さんをホームステイ等で温かくおもてなしされていることの裏返しです。揖斐川町とセントジョージ市の草の根の交流が若い世代へ引き継がれて、今後も末永く続いていきますことを心より願っています。この度は夢のような貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。(派遣ランナー 山本泰明さん)

     

    • 滞在期間中は天候に恵まれ、素晴らしい滞在となりました。ホームステイでは、ホストファミリーの方が気をかけてくださり、笑顔の素敵な家族でした。とても親切ですばらしい一家に巡り合うことができ、ホームステイできたことを心より感謝いたします。マラソンコースは日本とは違い、とても広大な絶景と果てしなく続く一本道、走り始めてしばらくすると日の出を見ることができ、きれいな日の出に感動しました。絶景を走り抜け、市街地に入る頃になると、沿道での応援がさらに増え、子どもたちとハイタッチをしながら楽しく走ることができました。皆さんの応援力をいただき、ゴールすることができて本当に良かったです。ゴールではホストファミリーや走っている途中で声をかけてくれた女性ランナーに「Good Job」とハグしていただき、すごくうれしかったです。皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。とても良い経験をすることができました。本当にありがとうございました。揖斐川町の皆さんとセントジョージ市の皆さんの国際交流がさらにご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。(派遣ランナー 加古光江さん)

     

    • ホストファミリーとのコミュニケーションが上手くとれるのかなという心配がありましたが、ホストファミリーが温かく家族の一員として受け入れてくれたことから特に遠慮することもなく自宅にいるようにリラックスができ、とても楽しく過ごすことができ、日本に帰るときには少し寂しく思うほどでした。セントジョージマラソンのコースは、道幅が広いため非常に走りやすく、17マイル付近のスノーキャニオンと呼ばれる一番景色のきれいな場所を通過するときには、走っているのが楽しくて、いつまでも走っていたいという状態で走れました。また、市街地では、いびがわマラソンと同じように市民の方々の応援がたくさんあり、中には「頑張って!」という日本語での声援もあったのと、日本では見ないような応援もあり、とても楽しく最後まで走ることができました。マラソン結果は、自己記録を約10分短縮することができ自己ベストでした。日本では決して経験することのできない貴重な体験をさせていただき、皆さんには感謝しております。誠にありがとうございました。(派遣ランナー 牧村哲男さん)

     

    • スタートがとても寒かったためか、途中で腹痛になり、精神的にきついところもありました。しかし、ここでやめるわけにはいかないし、ゴールで待ってくれている方のことを思い、どうにかゴールまで辿り着くことができました。ゴール直前に、応援してくださる方々のテントがあり、そこまで行ったときには、安堵感とうれしさでいっぱいになりました。セントジョージの方々のたくさんの応援も、いびがわマラソンに負けず素晴らしく、とても力になりました。ホームステイでは、さまざまな場面で気を遣ってもらい、滞在中は不自由なく、快適に過ごすことができました。引っ越し直後で、自分たちの生活さえ整っていない中、私たちの受け入れるための部屋などはきれいに整理されていて、とてもありがたい思いがしました。とても明るくあたたかい家庭で、多忙の中、協力して受け入れてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。全く違う環境の中でのマラソンは、新鮮な点が多く、マラソンのおもしろさを新たに発見し、より好きになりました。マラソンというスポーツを通じて、さまざまな形で交流ができ、本当に貴重な経験ができたことを光栄に思います。今回の派遣に伴い、たくさんの方のサポートをいただきました。本当にありがとうございました。(派遣ランナー 山本真理子さん)

     

     

    セントジョージからの派遣団受け入れ

    期間:平成25年11月7日(木)~11月12日(火) 6日間

     2013セントジョージマラソン成績優秀者4名を含むマラソン派遣団17名と、中学生派遣団15名の総勢32名の皆さんを、揖斐川町にお迎えしました。

    【 招待ランナー 】

       ブライアン ジェンセン(2013セントジョージマラソン 総合男子1位)

       ロージー リー (2013セントジョージマラソン 総合女子1位)

       イアン ハンター  (2013セントジョージマラソン マスターズ男子1位)

       キャサリン ウォールデン (2013セントジョージマラソン マスターズ女子1位)

     

     11月10日(日)に開催されたいびがわマラソンには、マラソン派遣団から6名の方がランナーとして参加し、全員が無事完走されました。また、招待選手のロージー リーさんがハーフ女子で見事優勝、キャサリン ウォールデンさんもハーフ女子で8位に入るなど好成績を残しました。その他の派遣団も、あいにくの雨模様となりましたが、ウォーキングに参加し、いびがわマラソンを楽しみました。表彰式では、いびがわマラソンの総合男女1位の各ランナーに、ゲイリー エスパリン市長代理から、来年開催されるセントジョージマラソンへ招待するプラカードが手渡されました。

     派遣団の皆さんは滞在期間中、町内の家庭にホームステイをしながら、マラソンへの参加のほか、観光するなどして、交流を深めました。ホストファミリーとして21世帯のご家族と、通訳として6名の皆さんに国際交流ボランティアとして活躍していただきました。ボランティアの皆さんの温かいおもてなしにより、終始笑顔で過ごされ、帰国の時は涙と笑顔の別れとなりました。

     

    ランニングミーティングで派遣団紹介

    ←マラソンのスタート前に行われたランニングミーティングで派遣団の紹介。

    ウォーキング

    →雨の中、ウォーキングに参加する派遣団の皆さん。

    ランナーのスタート

    ←招待ランナーのイアン ハンターさんがフルマラソンに参加。

    招待プラカード贈呈

    →総合男女各1位のランナーにセントジョージマラソンへの招待プラカードを贈呈。