アメリカ合衆国ユタ州セントジョージ市との国際交流は、今年で29回目を迎えました。
今年度、揖斐川町からセントジョージ市を訪問した派遣団の活動をご紹介します。
平成29年10月4日(水)~10月11日(水)
セントジョージマラソンには、上記のランナー4人が出場しました。
派遣団一行はセントジョージ市を訪れると、まずはホストファミリーに対面しました。例年、派遣団員は全員、市民ボランティアの方のお宅でホームステイをしながら、セントジョージでの生活を体験します。
期間中は、市内の見どころを訪れたり、州立ディクシー大学を見学したり、市議会を訪問するなどして、セントジョージ市を知り理解を深めます。マラソン前日には、コースや会場を下見したあと、市長が出席する歓迎レセプションに出席し、互いに挨拶を交わすなどしてまちどうしの友情ををさらに深めます。
マラソン当日は、早朝まだ暗いうちにホストファミリー宅を出て、ランナーと応援者はセントジョージマラソンに、派遣団長らは市長とともにメイヤーズウォークに参加します。派遣団は、セントジョージ市民の心のこもったもてなしや支援、沿道の応援に感動し、素晴らしいセントジョージマラソンの運営にも触れ学びました。
氏名 | 出場枠(いびがわマラソン) | St.G 男女別順位 | St.G 年齢別順位 | St.G タイム |
---|---|---|---|---|
宮崎 健司 | 総合男子1位 | 87位 | 14位 | 2時54分56秒 |
冨田 光江 | 総合女子2位 | 12位 | 4位 | 2時54分56秒 |
坪井 信親 | 町内男子3位 | 516位 | 73位 | 3時27分09秒 |
坪井 美奈 | 町内女子6位 | 820位 | 216位 | 4時06分30秒 |
派遣団のランナーのみなさんから報告書が届きましたのでご紹介します。
セントジョージマラソンは今回で2回目の参加となりました。2年前の前回は途中棄権に終わり、折角、派遣していただいたのに申し訳ない気持ちで一杯でしたので『今度こそ完走するぞ!!』という気持ちで、いび川マラソン大会からリベンジを誓っていました。
前回と同じ、スコットさん夫婦に温かく迎え入れていただき、全くの見ず知らずの関係ではありませんでしたので、心強く安心感がありました。
大会当日は、スタート直前まで肌寒かったですが、走り始めてからは雄大な自然を楽しむ事が出来、寒さも吹っ飛びました。想像していた以上に、下り坂が辛く、後半はふくらはぎに痛みが出て、ペースも落ちていきましたが、37km付近で同じチームメイトの富田さんと合流して『一緒にゴールしよう!!』と声を掛けていただき、そこからゴールまで元気をもらい、最後まで楽しく走る事が出来ました。最大の目標である『完走』が出来て嬉しく思っています。
さよならパーティーも終わって、アメリカの皆さんとお別れするのは寂しかったですが、またこの大会に参加できるチャンスがあるので、これからも挑戦したいです。
走る事を通して経験できた貴重な体験は私にとっては、大きな宝です。揖斐川町の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。
ホームステイ先は前回と同じホストファミリーの方が受け入れてくださいました。メールで交流していたので2年ぶりに再会ができとても嬉しかったです。今年はホストファミリーがマラソンエキスポにブースを出店されていました。エキスポ準備、仕事、家庭、マラソンとても忙しい中、『行きたい所はある?困ったことはない?』と、とても親切にして頂き感謝の気持ちで一杯でした。
セントジョージマラソンは日が昇るまではとても寒く感じましたが、後半は涼しくマラソン日和でした。暗い中スタートし、朝日が昇り始め、山々が照らされる風景はとても綺麗です。前半はアップダウンの繰り返しで長い登りがありましたが、沿道の方やボランティアの方から『Good Job』と声援を頂き、11キロ地点では揖斐川応援団の方々に声援を頂き、走る元気を頂きました。後半は前回走ってる事もあり、下りを上手に走る事ができましが、足が重くなり始める35キロ辺りで揖斐川派遣団の方と一緒になり、一緒にゴールしたい!と思うと走っている事が楽しくなり、スピードも上がり目標としていた3時間を切る事ができました。
FINISH LINEではパイク市長、揖斐川応援団の方、ホストファミリーの方が迎えて下さりとても嬉しかったです。改めてセントジョージマラソンに参加できた喜びを感じました。
滞在期間中は、セントジョージ市の皆さんの温かいおもてなしに感動し、深い絆を感じるすばらしい滞在でした。揖斐川町の皆さんとセントジョージ市の皆さんの国際交流はすばらしい交流だと思います。このすばらしい国際交流がより一層深まる事を願っています。揖斐川町派遣団の一員として参加させて頂き、とても良い経験が出来た事に感謝いたします。本当にありがとうございました。
今回のセントジョージマラソンは、16か国、米国47州の方7,800人が参加されました。
日本からの参加は、私たち4人くらいだと思います。有名なマラソンでハワイのホノルルマラソンがありますが、参加者の8割が日本人らしいです。
マラソン当日の朝は、とても寒く冬のようでした。しかし、スタート地点に行くと大音量の音楽が流れており、だんだんテンションが上がってきました。コースは一本道で下りが多いからベストタイムが出ると聞いておりましたが、実際に走ってみると800mの高低差はとても厳しく感じました。私はいびがわマラソンのTシャツを着ていましたので、他のランナーや沿道の方から「いびがわがんばれ」と声援をいただき、大変励みになりました。しかし、少しでも良いタイムを出さないといけないと思い、何とか歩かず走り切ることができました。結果は、3時間27分で昨年のいびがわマラソンより1分早いタイムでした。
ホームステイ先では、スミス夫妻に大変お世話になりました。ホテルのような部屋を借りて、さらに自宅にあるプールも使わせていただきました。また、スポーツジムを経営されており、実際にスポーツジムに案内してもらい、施設を利用させていただきました。マラソンのゴールにも来られて、ゴール直後にマッサージまでしてくれました。
揖斐川町とセントジョージの交流は今回で29回目ということで、この経験を次の方へも伝えていき、これからも長く続けていって欲しいと思います。私には中学生の長男がおり、中学2年生でセントジョージのホームステイがあるということを話したら、参加したいと言いました。私は素晴らしい体験なので是非参加してほしいと思いました。
全く英語の喋れない私にとってホストファミリーの方とうまくコミュニケーションがとれるかが一番の不安でした。スマホの翻訳アプリを使って何とかコミュニケーションをとることができました。
ホストファミリーの方はとても親切で、私の体調のことを気にかけてくださったり、マラソン前日にはコースの特徴を教えてくださったり、何より嬉しかったことはマラソン当日、30km地点あたりで私を見つけ抱きついて応援してくれたことで、とても励みになり元気をもらいました。
フルマラソンを1回しか経験したことがなかった私は何日も何日も前から不安と緊張でいっぱいでした。「とりあえず完走しよう・・・」と弱気な気持ちでのスタートでした。
セントジョージマラソンのコースは想像以上にアップダウンが激しいコースで早い段階から足に痛みが来ました。30km地点からはとうとう歩きはじめてしまいましたがなんとか無事にゴールすることができ、ホッとしました。走っていて一番驚いたことは何人ものランナーの方に「IBIGAWAガンバッテ」「IBIGAWA Good Job!」と声をかけられたことです。
揖斐川町とセントジョージ市の交流の深さ・歴史を実感しとても感動しました。
▲スタート地点のようす
▲ゴールするランナー(坪井美奈さん)
▲ゴール後のパイク市長の出迎え
(左から宮崎さん、パイク市長、冨田さん)
▲ゴール後のランナー(坪井信親さん)
▲シュガーローフで記念撮影
▲ディクシー大学見学
(大学生が揖斐川町を紹介するプレゼンを行いました)
揖斐川町教育委員会社会教育課
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