熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症を予防するために、次のことに気をつけましょう。
〇暑い時は無理せず、行動を控え休憩しましょう。
〇エアコンや扇風機などを活用して、室内の温度を調節しましょう。
〇帽子や涼しい服装で、熱や汗を発散しましょう。
〇こまめに水分補給しましょう。大量に汗をかいた時は塩分も補給しましょう。
軽 度:めまい、筋肉痛、手足のしびれ、汗がとまらない
中程度:頭痛、吐き気、だるさ
重 症:意識がない、呼びかけに対して反応がおかしい、けいれん、からだが熱い
〇風通しのよい日陰、エアコンの効いている室内などへ避難する。
〇衣服をゆるめ、風通しをよくする。
〇太い血管のある脇の下、両側の首筋、足の付け根を冷やすなどして、体温を下げる。
〇水分・塩分を補給する。
※ただし、意識がない、呼びかけに対し反応がおかしい、水分を自力で摂取できないなど、上記対処法で改善しない場合には、救急車を呼びましょう。特に高齢者や乳幼児は注意しましょう。
町では、熱中症対策として、町内の公共施設を開放し、一時的に暑さをしのぐ休憩所として「クーリングスポット」を開設しました。また熱中症特別警戒アラートが発表された場合、「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」として機能します。どなたでもご利用できますのでお気軽にお立ち寄りください。
〇期間:令和6年7月1日~令和6年10月23日
〇開設場所は下記の「クーリングスポット・クーリングシェルター開設場所一覧」をご参照ください。
ここ数年で、気候変動の影響により国内の平均気温が上昇、熱中症による救急搬送者数や死亡者数が高い水準で推移しているため、令和6年4月より「気候変動適応法」が改正されました。熱中症対策を法的に位置づけ、熱中症対策を強化するものです。
内容は、これまでの「熱中症警戒アラート」より一段上の「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。これは、過去に例のない暑さ(暑さ指数35以上)の時に出されるもので、生命に係る暑さと、一層の対応を知らせる基準です。
暑さ指数とは、人間の暑さバランスに影響の大きい「気温・湿度・輻射熱(地面や建物・体から出る熱)」の3つを取り入れた、暑さの厳しさを示す指標です。暑さ指数が28を超えると熱中症を起こしやすくなります。
※気象庁データに基づいた、全国約840地点の暑さ指数の実況値や予測値が「環境省 熱中症予防サイト」」http://1723168846460a/(別ウインドウで開く)で公開されています。
「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、防災行政無線放送などで町民のみなさまにお知らせします。
「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)を開設します。クーリングシェルターは、危険な暑さから避難できる場所として、市町村が冷房設備等を整えた施設を指定するものです。発表期間中、各施設の指定時間帯に一般に開放されます。
※自宅にエアコンがある場合等、涼しい環境で過ごせることができる場合は、クーリングシェルターへの移動は必要ありません。
〇開設場所は下記の「クーリングスポット・クーリングシェルター開設場所一覧」をご参照ください。
※気温など状況により冷房が稼働していないことがあります。
※飲料は各自でご用意ください。
※「クーリングシェルター」「クーリングスポット」は公共施設だけでなく、民間施設もご協力いただいています。利用にあたっては、各施設の指示に従ってください。
〇環境省熱中症予防情報サイト
http://1723160611103a/(別ウインドウで開く)
〇厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト
http://1723160793692a/(別ウインドウで開く)
揖斐川町住民福祉部揖斐川保健センター
電話: 0585-23-1511
ファックス: 0585-23-1518
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