大手アウトドア会社、地方銀行、地域事業者との連携による、地域ブランディングの強化を通した地域活性化事業「地域リブランディング事業」を行いました。その一部である、「揖斐川町春日地域リブランディング講座I」、「1Day 春日薬草文化体験イベント in IBI KASUGA」「揖斐川町春日地域リブランディング講座II」をご紹介します。
アウトドアのノウハウやマーケティングのノウハウをもつ外部ファシリテーターと共に、揖斐川町春日地域関係者や町職員は、揖斐川町春日地域で「日常」と捉えられている「生活」「文化・行事」「食・農産物」「自然」といった資源に再注目し、地域がもつ独自の魅力・価値について再認識を行いました。また、話し合いででた特に興味深いものについては、それを取り巻く課題や改善方法を深く掘り下げました。
本ワークショップを通して、春日地域にはアウトドア派が魅力を感じる資源が多くあることがわかりました。
「揖斐川町春日地域リブランディング講座I」で挙げられた、アウトドア派が魅力を感じる資源の一つ「薬草」を用いた体験コンテンツの実現化として、揖斐川町春日にある「長者の里キャンプ場」で、「1Day 春日薬草文化体験イベント in IBI KASUGA」を行いました。これは、春日地域に根付く薬草文化を多くの方(今回は、特にアウトドア派)に知り親み発信していただくこと、地域事業者を中心とした今後の地域活性化につなげることなどを目的として行われました。
春日地域は、標高1377mの「伊吹山」の山麓に位置し、戦国武将織田信長が伊吹山内の50万m2に広大な薬草園を造らせたともいわれており、春日地域では現在も薬草文化が残っています。また、豊かな自然があり、登山やキャンプといったアウトドアに最適の場所でもあります。
こうした背景を踏まえ、春日地域の薬草文化や歴史などが学べる「春日森の文化博物館」、薬草や草木で手軽に草場染め体験ができる「森の染織工房アトリエのの」が隣接し、かつ自然の中で本格的なキャンプが楽しめる「長者の里キャンプ場」が会場となりました。
本体験事業では、春日地域にゆかりのある揖斐川町内の事業者様による「薬草ブレンド茶づくり」「茶の実油のスキンケアクリームづくり」「薬草・草木で染物体験」「物産販売」が行われました。
参加者からは、春日地域がもつ独自の薬草文化や自然を感じられるキャンプ場は魅力的であるという声をいただき、地域資源を活かした今後の地域活性化への一歩となりました。
「1Day 春日薬草文化体験イベント in IBI KASUGA」の様子を動画でお届けします。
香りや味が豊かな薬草を複数混ぜ、オリジナルの薬草ブレンド茶をつくりました。参加者は、薬草の特徴について学んだり、香りを嗅ぎ比べたりしながら「本物」の薬草に親しみました。お茶のパッケージに好きなイラストなどを描いて、オリジナルの薬草ブレンド茶を完成させました。
講師:Kitchen marco (キッチンマルコ) 様
事業:春日地域の薬草を使用した飲食店の運営、商品販売 等
Facebook:Kitchen marco ~五感で楽しむ伊吹薬草~ <https://ja-jp.facebook.com/kitchenmarco>
お茶の実から天然の油を搾り取り、ミツロウを入れて湯煎しで固め、スキンケアクリームをつくりました。茶の実油がもつ豊富な成分、一般的な植物油等との違いなど、茶の実油の魅力について詳しく学ぶことができました。
講師:春日乃売茶翁 (かすがのばいさおう) 様
事業:春日地域の茶の実を使用した商品販売 等
Website:春日乃売茶翁 <http://gifukasuga.com>
Facebook:ぎふ春日・茶実油の世界 by 春日の売茶翁 <https://www.facebook.com/pg/yamachacafe/about//?ref=page_internal>
薬草、草木等を使用した染物体験を行いました。アイスクリームのスプーンや輪ゴムなど身近なものを使用し、布に染料が入るのを防ぐことで、オリジナル模様を表現しました。また、春日地区で昔から大切にされてきた「麻」や染物についての歴史や文化などについて学びました。
講師:麻処さあさ 様
事業:麻炭、麻布草木染、麻製品の販売 等
Website:麻処さあさ <https://www.asadocolo.com>
Instagram:麻処さあさ <https://www.instagram.com/asadocolo/>
Facebook:麻処さあさ <https://www.facebook.com/asadocolo/?epa=SEARCH_BOX>
Twitter:麻処さあさ <https://twitter.com/asadocolo?s=21>
春日地域でとれた新鮮な野菜、日本でも希少な品種である古来茶を使用した春日茶などの物産販売が行われました。 また、薬草教室、薬草風呂、薬膳料理などを通して気軽に薬草に親しむことができる春日の施設としてPRしていただきました。
春日地域で受け継がれてきた祭りや踊り、薬草の文化、人々の暮らしの歴史について学ぶことができます。
薬草をはじめ、自然に生えている草木を使用した染物を気軽に体験できます。スカーフ、バッグなどを作ることができます。
自然を身近に感じられるキャンプ場です。バーベキューサイト、キャンプサイト、バンガローやコテージ等設備も充実しています。
自治体と地方銀行とスノーピークがコラボレーション!地域の「リブランティング」とは?<https://antenna.jp/articles/11908741>
自治体と地方銀行とスノーピークがコラボレーション!地域の「リブランティング」とは? <https://outdoor.everychoice.info/2020/11/26/13026>
自治体と地方銀行とスノーピークがコラボレーション!地域の「リブランティング」とは?<https://www.excite.co.jp/news/article/Octane_00006226/?p=5>
自治体と地方銀行とスノーピークがコラボレーション!地域の「リブランティング」とは? <https://news.livedoor.com/article/detail/19281336/>
「1Day 春日薬草文化体験イベント in IBI KASUGA」を通し、春日地域の薬草文化やアウトドアへに対する参加者のニーズが明らかになったことを踏まえ、春日地域の最大拠点であり比較的多くの人が注目しやすい「かすがモリモリ村リフレッシュ館」を中心とした今後の地域活性化について話し合いをしました。
「かすがモリモリ村リフレッシュ館」を薬草文化を発信する施設の一つとして捉えるだけではなく、周辺のキャンプ関連情報、文化体験情報、飲食店情報、地域商品情報といった多様な情報発信を店内やオンラインで行うというアイデアが挙げられました。また、同時に関連する他事業者との相互連携を図り、それぞれ独立した事業者の「点」をつなぎ「面」としていくことで、地域ブランディングや地域活性化につながるのではないかという意見が挙げられました。
今回の「地域活性化事業」では、地域の魅力や資源の再発見、それを活かした具体的なイベントの企画、そして今後の地域の在り方についての話し合いを地域施設や事業者、地域関係者の方々と共に行うことができました。
本事業は、揖斐川町の地域活性化強化のきっかけであり、今後も地域施設や事業者、地域関係者や住民の方々によるさらなる活動が期待されます。
揖斐川町産業建設部商工観光課
電話: 0585-22-2814
ファックス: 0585-22-4496
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