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サル対策上級者育成講座を開催しました(内容の一部をご紹介します)

ページID:0005161 更新日:2026年3月10日更新 印刷ページ表示

サル対策上級者育成講座を開催しました

サル対策上級者育成講座を全5回にわたり開催しました。ここでは、サルの群れの行動の仕組みを踏まえた、集落や農地での被害防除対策の手法について、モデルとなるサル用複合柵(メッシュ柵の上部に、支柱に通電させた電気柵をつけたもの)の設置や追い払いの実習を交えた総合的かつ専門的な講義を実施しました。

この講座を修了し、サル対策の知識・技術を身に着けた方々13名を「サル対策上級者」に認定しました。今後はご自身の農地での対策に加え、地域ぐるみでの対策のキーマンとして活躍していただくことを期待しています。

講座の内容の一部をご紹介します

誘因物除去のコツ

サルが集落に来るのはなぜなのか?

それは、山よりも美味しくて栄養がある食べ物が集落にあるからです。

たとえ人間が食べない、放ったらかしの果樹や落穂といったものであっても、サルにとってはちゃんとした食べ物なのです。そのような食べ物のことを、サルを引き寄せる「誘引物」と言ったりします。

集落にそのような誘引物があると、サルを集落に慣れさせてしまうだけでなく、サルに栄養を与えて健康にさせてしまい、出産率を高め、頭数を増やすことにも繋がってきます。

そのような事態を防ぐべく、以下の図のような対策を行い、サルが近づきにくい集落づくりを目指しましょう。

誘因物除去のコツの画像

※岐阜県ニホンザル被害対策マニュアル(岐阜県)を参考に作成。

追い払いのコツ

​サルは学習する生き物です。それを利用して、「人間は怖い存在だ」と学習させることが有効です。

それを実現できる方法が、追い払いです。

追い払いのポイントは、

  1. 「自分が狙われている!」とサルに理解させること
  2. 「人」ではなく「その地区」が怖いとサルに思わせること

です。

正しい追い払い方法を以下の図で紹介しています。「サルに危険を感じさせることができた」と実感できるよう追い払いをしましょう。

追い払い方法の画像

※岐阜県ニホンザル被害対策マニュアル(岐阜県)を参考に作成。

揖斐川町サル対策複合柵「ふじはしモデル」のご紹介

​揖斐川町サル対策上級者育成講座において、見本(モデル)となるサル用複合柵の設置実習を行いました。これは、メッシュ柵と電気柵を組み合わせたものです。

この複合柵は、次のようなことが強みです。

  1. 支柱にも通電するため、支柱を登って侵入されるのを防げること
  2. メッシュ柵と電気柵の良いとこ取りのため、強度が高く、管理が簡単なこと
  3. ホームセンターで手軽に手に入る資材で組み立てられること

また、注意すべきポイントもいくつかあります。

  1. 電線を支柱に巻き付けること
  2. 支柱は絶縁するもの(電流が流れないもの)を使うこと
  3. メッシュ柵の網目からの通り抜けを防ぐため、網目が10cm以下の幅のものを選ぶこと
  4. メッシュ柵の下の地面を掘って侵入されるのを防ぐため、柵を地面に固定するよう、アンカーピン(杭)を1m以内の間隔で打ち込むこと
  5. メッシュ柵同士の隙間からの侵入を防ぐため、メッシュ柵同士を網目1~2マス分重ねること
  6. メッシュと電線の隙間からの侵入を防ぐため、なるべく隙間が開かないよう5cm程度にすること
  7. 電線と電線の隙間からの侵入を防ぐため、10~15cm間隔にすること(上の方は20cm間隔でも可)
  8. メッシュ柵の横線は畑側(内側)に設置すること(イノシシが柵の外からメッシュ柵の横線を噛んで引っ張ったときに、縦線で持ちこたえられるようにするため)
  9. 支柱はメッシュ柵よりも畑側(内側)に設置すること(獣が柵に突進したときに、支柱で持ちこたえられるようにするため)
  10. 電柱や屋根などからの侵入を防ぐため、電柱や屋根などから3m程度の距離を離すこと

ふじはしモデルの画像1

ふじはしモデルの画像2

令和7年度 揖斐川町サル対策上級者育成講座について

主催

揖斐川町鳥獣被害対策協議会(事務局:揖斐川町役場 農林振興課)

(委託事業者:株式会社野生動物保護管理事務所 関西支社)

目的・期待する効果

  • サル対策の知識・技術を一通り身に着けた「サル対策上級者」の育成
  • 自身の農地での対策
  • 地域ぐるみでの対策のリーダーとしての活躍
  • 「集落住民全体で取り組む被害防除」の普及

講座概要

講座概要
項目 内容
講座数 5講座(1日1講座 × 5日)
所要時間 1講座あたり3時間程度(合計15時間程度)
形式 座学および実習
時期 令和7年10月~令和8年2月
場所 揖斐川町東横山 地内
参加資格

揖斐川町内に耕作農地を所有する方

サルの被害防除対策に意欲のある方

5講座中4講座以上に参加できる見込みのある方

参加方法 事前申込
修了人数 13名
修了特典

「サル対策上級者認定証」の授与

鳥獣被害防止対策事業補助金の優遇措置

サル追い払い道具の無償貸与

各講座の様子

Lesson1 基礎講座

  • 講義:総論
  • 実習:集落環境点検
  • 実習:集落マップの作図

Lesson1の座学の様子の写真 Lesson1の柵の点検の様子の写真

Lesson1の放任果樹の点検の様子の写真 Lesson1の集落マップの作図の様子の写真

Lesson2・3 柵設置・点検講座​

  • 講義:有効な柵設置・点検方法
  • 実習:複合柵の設置・点検

Lesson2の柵の設置の様子の写真 Lesson2の支柱通電部の施工の様子の写真

Lesson3の電圧チェックの様子の写真

Lesson4 追い払い講座

  • 講義:効果的な追い払い方法
  • 実習:追い払いの机上演習
  • 実習:追い払い道具の試射
  • 追い払い道具の貸与希望の聴き取り

Lesson4の机上演習の様子の写真 Lesson4の追い払い道具の紹介の様子の写真

Lesson4の追い払い道具の試射の様子の写真1 Lesson4の追い払い道具の試射の様子の写真2

Lesson5 振り返り講座

  • 講義:総括
  • 実習:ワークショップ
  • アンケート記述
  • 認定証の授与
  • 追い払い道具の貸与

Lesson5のワークショップの様子の写真 Lesson5の上級者認定の様子の写真

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