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    令和6年第4回 定例会【一般質問】

    • 公開日:2024年10月24日
    • 更新日:2024年10月24日
    • ID:12058

    令和6年第4回揖斐川町議会定例会【一般質問】

     令和6年第3回揖斐川町議会定例会2日目(令和6年6月13日)に一般質問が行われました。

     今回は8名の議員が一般質問を行いました。

     なお、本ページは公式の会議録ではございません。


    平井 豊司 議員 (マイナ保険証の普及とスムーズな移行について)

    平井 豊司 議員 (1回目)

     議長のお許しが出ましたので、通告に従って質問させていただきます。

     私からは、マイナ保険証の普及とスムーズな移行についてお伺いいたします。マイナ保険証を利用すると次のような利点があります。

     医療機関を受診した際に、薬剤や診療データに基づくよりよい医療を受けることができます。

     高額な医療が発生する場合でも、窓口で限度額以上の支払いが不要になる。

     マイナポータルで確定申告の医療費控除が簡単にできる。

     就職、転職、引っ越し後も健康保険証等として使える。

     以上のような利点があります。

     今年7月時点でマイナンバーカードは国民の約81%が保有しているが、健康保険証としての利用は5月時点ではありますが約7. 73%にとどまっています。揖斐川町も12月に向けて広報活動を強力に推進していくべきだと思いますが、見解を伺います。

     それから、12月2日から従来の健康保険証は新規発行されなくなります。マイナンバーカードでの保険証利用を基本とする仕組みに移行していきます。住民の不安を払拭するために、12月2日時点で有効な保険証は最大1年間有効であることや、マイナ保険証がなくても申請不要で資格確認書が交付されることも併せてお知らせすべきだと思いますが、この点もいかがでしょうか。答弁よろしくお願いいたします。

    町長 (1回目)

     平井議員の御質問にお答えします。

     御質問にもありましたように、現行の健康保険証は本年12月2日から新規の発行が廃止され、マイナ保険証に移行するということ、御指摘のとおりでございます。現在、お手元にある国民健康保険および後期高齢者医療保険の保険証は、来年7月31日まではこれまでどおり使用することが可能でございます。

     また、そのほかの健康保険組合等の保険証も、最長で御指摘のように来年12月1日まで使用が可能です。それ以降はマイナ保険証を御利用いただくか、マイナ保険証をお持ちでない方は申請していただくことなく御加入の医療保険者から資格確認書が交付され、引き続きそれをもちまして医療を受けることができるわけでございます。

     私ども所管の国民健康保険および後期高齢者医療保険に御加入の方に対しては、本年7月の保険証更新時にマイナ保険証に関するお知らせを同封させていただいたとともに、広報いびがわ7月号の後期高齢者医療制度についてのお知らせにあわせてマイナ保険証に関するお知らせも掲載させていただいておるところでございます。

     マイナ保険証は既に各医療機関や薬局等で利用できる仕組みとなっておりまして、現在、利用者も少しずつ増加しておりますが、御指摘のように多くの方が使い慣れた健康保険証を利用されているのも事実でございます。

     町といたしましては、広報いびがわ10月号において、12月2日から現行の保険証の新規発行が廃止される制度の概要やマイナ保険証のメリット、利用方法等について掲載する予定でございます。また、町のホームページやチラシ等を活用し、マイナ保険証の利用促進とスムーズな移行について引き続き取り組んでまいりたいと思っておりますので、御理解と御協力のほどよろしくお願い申し上げます。

    平井 豊司 議員 (2回目)

     ただいまは町民に対していい答弁をしていただいて、ありがとうございます。

     やはり、自分自身もそうですけども、かなりの人がやっぱりマイナ保険証を使っていないということで、本当に短期の間に移行してそれをスムーズに移行していかないと、マイナ保険証自体が失敗するという恐れもありますので、先ほど町長すばらしい答弁していただいたんですけど、町民の方にしっかりしたお知らせをしていただきたいと、このように思います。

     また、保険証自体も従来のものが使えなくなるということですので、そこら辺の心配も本当にかなりの人がそれを見ていたり、役場自体にアクセスしてそれをできる人はいいんですけど、できない人等が本当に心配に思って、どうなるんやろうというような、そのような心配事がかなり出てくると思いますので、しっかりした御対応をよろしくお願いいたします。

     答弁のほうは先ほど聞きましたのでそれで結構であります。これからもよろしくお願いいたします。



    小倉 昌弘 議員 (1,上野地区の産業廃棄物について、2,貝月森林総合利用施設について、3,残土処理場について、4,いびがわの祭りについて)

    小倉 昌弘 議員 (1回目)

     ただいま議長から許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。

     まず、上野地区の産業廃棄物ですけど、町長にお伺いします。私これまで何回も言っているんですけども、この上野地区の産業廃棄物、住宅用の分譲地これを4~5軒買ってそこに放置しているものだと思います。近所の環境にも悪く、またすぐ横の大谷川は土石流が発生し、またすぐ下流では氾濫し大変な被害も出たところです。

     20年ほど前一般質問で私がここで取り上げたときは、当時の町長から、県が動いてくれることになったから大丈夫だと言われました。それから20年です。途中でほんの少し撤去したので、このまま撤去するものかと思いましたが、しかし、すぐ空いたところに産廃をまた持ってきてずっとそのままです。

     私ども共産党としても、この間県に申し入れなども行いました。しかし、優先順位がある。これは、当初は椿洞の産業廃棄物がこの後問題になり、揖斐より椿洞の産廃が大変だという県のあれも分かりました。しかし、この揖斐川町の場合他人の土地ではない、これは事業主の母親の土地でした。そして、県は税金をかけるつもりはないなど全くやる気が見えませんでした。

     だから、再三揖斐川町の一般質問でも取り上げていますが、町の答弁では県揖斐事務所に毎年要請していると言われます。20年間も放置してあるものを、例えば県に文書で毎年要請する、それだけでは全く手がつかないのではないかと思います。今では草で覆われてしまって、何があるのか分からないような状態です。

     町長はこの現場を見て、これくらいなら仕方ないなと思われているのか、やはり早急に撤去すべきだと思っているのかどちらでしょうか。また、本当に撤去するつもりならもっと強く県のほうへ要請していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

     次に、貝月森林総合利用施設についてということで、私はこの発言通告を出したとき貝月リゾートと書いて、事務局長に貝月リゾートでよかったんかなと言ったら、正式名称は違ったと思うということで調べてもらいました。これ私も事務局2人いても正式名称がすっと出てこないんやね。調べてやっと出てきたのが貝月森林総合利用施設ということで、私は通告書に書きましたが、こんなすぐ名前が出てこないような観光施設、本当に揖斐川町でこれを広げていこうというあれが感じられなかったんですが、そういうことで私は貝月リゾート、これなら誰でもわかると思って貝月リゾートとして質問します。

     今ここのゲレンデの跡地ですが、貝月第2ペアリフトの撤去工事をした跡だと思いますが、山肌がむき出しになっており、土砂が流れ出しているのが分かります。一番下のほうでは木の枝を立てて土砂が側溝に流れ込まないように、これは管理している方が本当に手でやったと思われるような対策をとっています。

     今のままでは大規模な土砂崩れも心配されますが、土砂流出防止の工事を予定しているのか、それとももう工事は終わっているのか、やるとしたらどのような工事をするのか、町長にお伺いいたします。

     三つ目に残土処理の問題ですが、日坂地区の残土処理場ですが、以前にも土砂流出などが危険であるということで議会でも発言し、高く盛り上がった残土も低くならし平らにし、そして側溝も入れ横の川も改善され絶対安全とは思いませんが、かなり改善されたと思っていました。

     先日見てきましたが、昨年の3月からまた岡部町長が許可をして、以前の残土のその上にまた盛り上げているんです。町長は安全確認などをしているのですか。

     私は8月28日、台風10号のこともあり心配で現地を見てきました。側溝には土砂がたまったままです。土砂で埋まっていては側溝の意味をなしません。これは上にたまった水が土手を流れて崩れるのを防ぐために側溝を造ってあるのに、側溝が土砂で埋まったままなんです。

     この側溝はどこが管理しているのか。また、1年に何回ぐらい側溝の土砂を撤去していますか。側溝の写真小さいですけど、ほとんど埋まってるんですよ、側溝が。上から流れた土砂がそのまま側溝を乗り越えてまた流れる。このままでは大変危険であると私は思っています。

     それから、今回ちょっと発言通告にはありませんでしたが、この町長が許可した残土処理場の看板のすぐ横で山を大きく削っております。この写真ですが、ここに看板があって、この草のすぐ裏の辺で大きく土砂を採っているんです。町長に見えるように作ってきましてので。ちょっと小さいけども。本当に許可書の看板のすぐ裏で土砂を掘っているんです。これ新たに入れた土砂を入れ替えたりなんかしてるんじゃなくて、昔からの山を削ってるんです、重機で。これは残土処理場と関係があるのか、いやそこは全く関係ないと。今回もこれで番地きちっと調べようと思ったけどすぐ調べられませんでしたので、町長にお伺いします。関係なかったらないでいいです。もし分かれば何のために掘っているのか、お伺いをいたします。

     最後にいびがわの祭り。この花火大会ですが、前島橋からは見ることができないように柵を造りました。多くの方から「何であんな意地の悪いことをするんだ。今まできれいに花火が見えたとこが見えなくなってしまった。」と言われました。

     よその花火会場では、道路を横断したり車道を歩くので危険だということで柵をしたり、また、よく見えるからと多くの人が集まり民間の土地へ入ったり田畑を荒らす、迷惑がかかるから柵をしたと聞いております。

     揖斐川町の場合は、前島橋は車も通行止めにして安全確保をし、絶好の観覧場所で皆さんに喜ばれる場所だと思うのですが、見ることをできなくした理由をお伺いします。

     以上4点お願いします。

    町長 (1回目)

     小倉議員の4点の質問にお答えをいたします。

     まず、1点目の上野地内の産業廃棄物について、これはこれまでも答弁させていただいているように、建設会社による建設廃材の適切な保管がなされていない不適正処理案件となっておるわけでございます。御案内のとおりでございます。

     廃棄物の処理および清掃に関する法律上、産業廃棄物の処理の指導監督は県の所管であり、本件不適正処理の行為者への指導は、県の廃棄物対策課と揖斐県事務所環境課が行っておることは御案内のとおりでございます。

     これまで県は行為者に対して、平成16年4月に改善命令を出し、平成19年5月には上野地区からは廃材の一部である68立米が撤去されておるところでございます。

     県、町を含む関係機関で構成する揖斐地域廃棄物不適正処理対策連絡会議では、継続的に現地パトロールを実施し状況確認を行っておるとともに、行為者への指導状況等について揖斐県事務所より報告をいただいておるところでありまして、連絡会議において町として早期撤去を強く要望してきたところは御案内のとおりでございます。本年8月下旬にも県のパトロールが行われ、現地で新たな搬入あるいは形状変化がないことは確認していただいております。

     前回、議員の御質問にもお答えしました御発言の中で「県は優先順位がある、他人の土地ではない、税金をかけるつもりはないなど全くやる気が見えません。」とありましたが、私今共産党さんが平成24年と令和5年に県のほうに申し入れをされた議事録等がございますけれども、そこを見ましてもそういった発言をしておられないということで、県からも「そのような回答はしておりません。」ということをいただいておりますので、この点は確認をさせていただきたいと思います。

     町としましては決してこのような現状を容認しているわけではなく、早期に撤去されるように、今後も引き続きパトロールを行うなど現場確認を実施するとともに、行為者に対しての撤去指導を県に引き続き強く要請し、不適正処理案件の解消に努めてまいりたいということでございます。

     それから、2点目の貝月森林総合利用施設のゲレンデ跡地の件でございますが、リフトの撤去工事において重機の進入路を仮設で開設し、処理後に埋戻ししている部分について山肌が御指摘のように見えている状態となっております。

     このエリアは地元ですのでよく御存じのように土質が砂状でございまして、強い雨が降るとすぐに砂が流出する土質であることは御案内のとおりでありまして、今年6月の議会定例会で利用者がテントサイトとして使用するエリアである貝月第1ペアリフトのゲレンデ跡地の部分は優先して補正予算をお願いし、土砂の流出防止について土嚢工や崩土除去などの対応を進めてきたところでございます。

     御指摘の貝月第2ペアリフトのゲレンデ跡地については、今後も引き続き現場の状況を注視する中で、必要であれば緑地対策、排水対策を講じていきたいと思っております。何分御案内のように砂状の土質でございますので、手当てをしようと思って重機を入れるとそれがさらに現状を悪化させるというようなことがあって、なかなか対応の難しい土質でございますので、その点の御理解はよろしくお願いを申し上げたいと思います。

     それから、御指摘の3点目、残土処理場でございます。日坂地区の残土処理場につきましては、県農林事務所が使用し管理していただいておるところでございます。豪雨などありました後、町も巡視をして現場を確認し、異変があれば県に報告をして除去等お願いをしておるというところでございます。

     なお、盛土は町内の県や町の建設工事等による建設発生土で行っておりまして、雨による盛土の土砂流出がないよう、基準に沿った施工管理を行っていただいております。今後も残土受入れに伴い、側溝を延伸するなど土砂の流出がないよう適切な管理に努めてまいりたいと思います。

     それから、通告にないということで今の許可の件とかということの御質問がありました。最近度々通告がない御質問いただいて善意でお答えをいたしておりますけども、あまり度重なりますと事前通告の意義がなくなっておるので、通告のない御質問についての御回答はなかなか難しいところがあるんですけども、これは私どもが許可したのは、砂防地内での工事をやることについての許可でございまして、残土を積み増すとかそういうことについての許可をしたとかそういうことではないので、これは御理解を賜りたいと思っております。

     それから、4点目のいびがわの祭りの前島橋から花火が見ることができないような柵を施したのはなぜかという御質問でございますが、これは橋からの転落防止と将棋倒し等の防止のためのこういった安全対策のため、揖斐警察署からの指導により設置をさせていただいたものでございます。

     昨年に引き続きまして大勢の方が今年の花火大会にもお越しをいただきまして、こうした大勢の方が集うイベント、特に橋の上では事故や事件のリスクも高くなります。花火大会全国各地で行われておりますが、毎年のように花火大会で発生した事故というものがニュースでも取り上げておられるところでございます。いびがわの祭りにおいても事故や事件が発生しないよう、警察、消防、他の関係機関との協議を重ね、想定されるリスクを排除するための対応をしつつ実施をして運営しておるわけでございまして、その中のひとつとして前島橋の柵を設置させていただいたところでございます。この点御理解をいただきまして、今後も継続していびがわの祭りができますよう、安全対策を講じながら進めてまいりますので、この点御理解をよろしくお願い申し上げます。

    小倉 昌弘 議員 (2回目)

     まず、上野地区の産業廃棄物。県にお伺いしたこれ共産党全員いうか多くの共産党員、いろんな要請に行ったときの議事録かなと思いましたが、私は行ったときは揖斐川町のことだけのお願いでしたので、私と県会議員1人と2人で伺いました。そして、県の方が何人か出てきてくれて本当に真剣に答弁してくれました。その中で確かに言っていたんですよ。優先順位があるからもうちょっと待ってほしいとか、ここは他人の土地に置いてあるんじゃない、自分の土地に置いてあるんだからなかなか撤去は難しい。それでそこの建設会社がやらなんだら県が金を出してみんなの税金でやるものではないということははっきり言われました。それ言ったか言わんかは別として、町長としてあそこにあるのは別に問題ないと思っているのか。それとパトロールをしていると言うんですけど、20年間でちょこっとどけてすぐ埋め戻して、ずっとほかってあるんですよ。毎年パトロールしてたって全く変わってません。毎年パトロールしてるからいい、もし崩れて災害が起きたら何とかしようと、それでは駄目なんですよ。崩れたりなんかする前にきちっと揖斐川町のために対応してほしいということを本当に県のほうへいつまでにできるのかとか、そこまで突っ込んで町としてお願いしてほしい。普通に話して、あっそうかパトロールしとるならそんでええなと。危険なとこをパトロールしてるだけで解決するもんじゃないんですよ。それをお願いしたいと思います。

     そして2番目ですが、町長に申し訳ない、発言通告にないことを言いましたが、私ときどき見に行くし、発言通告も1週間前、もう8月に出せとか、その後に見に行ったらこういうふうになっていたと。しかし、関係あるもんなら、そして町が把握しているものなら答えられる。町が全く関係ないもんならそれは知らないと、それでいいんです。私もう少し調べてやりますので、もし分かればということでお伺いしたんです。

     私が出したときはこれ8月でしたので、台風10号が来る前でこの前台風10号が来て揖斐川町幸い大きな災害なかった。雨もそんなにあっちこっち土砂崩れが起きるようなところまでいかなかった、幸いだったと思っております。

     しかし、これが揖斐高原、台風10号が起きた後に見に行ったんですが、今言うのがこの山、ずっと山にずっとあれなんですね、道路をつけてこの砂みたいなやつで埋めてあるんです。そして、一番問題なのはこの崩れているところのすぐ下、テント張ってあるの分かりますか。ここ崩れてるんですよ。この下はテント張ってるんですよ。キャンプ場なんですよ。この前行ったときもお客さん来て、本当にそんなに離れてないですよ。9月7日の日に見に行ったら、やはりここら辺土砂が崩れてきて、重機でこの川などの土砂を上げてありました。崩れてきてるんですよ。私が8月に見に行ったときと9月では全然違う。それだけ土砂が流れてきて、重機で上げてるんですよ。それを早くやらないとここへ観光客、このテントは一番横じゃないですよ。テントのまだ向こうにもキャンプ用のちゃんとつくってあるんです。

     観光地としてこの7日の日かなりのお客さん来てました。キャンプしてました。バーベキューしてました。そのすぐ横がここ崩れてるんですよ。もう早急にやらないと。それを先ほどじゃないけど何か災害があったら、被害があったら国とか県とかにも言ってやる、そう言われるんですよ大体。けども大きな災害、ケガ人が出たりなんかしなかったらまあ大丈夫や、今回これくらいやった。なら重機で土砂をどければ大丈夫だと。川は流れるようになった。そういうのは大体今までそうなんですよ。だから、事故が起きる前、こんな観光地でお客さん来るとこのすぐ上が崩れてきとる。これ、写真のこっちが第1リフト、白く見えるのが何か工事やってあるんですけど、第1リフトのほうはもうリフトいうよりも全体がやっぱ崩れかけたりなんかして補修工事とかいろいろやってるのが見えます。しかし、こちらもこの山のほう第2リフトのほうも本当に危険な状態ですので、ぜひともお願いしたいと思います。

     3番目は残土。これからどこまでやるんか分からないけども、適切にと言われるけどね、どこまで適切にやっているか分からない。前回、前の工事のときですけど、産業廃棄物が持ち込まれておりました。委員会か何かで言ったら地元のほうの議員から、いやあれは入っとったからそこで選り分けて運んでるんだと言われました。今回も行ったらコンクリ殻なんかが横に積んでありました。残土って残土処理場へ持っていってそこで仕分けして、これはあかんこれはあかんって分けると。産業廃棄物持ち込むことっていいんですかね、残土処理場に。今までの答弁、持ち込むことはオーケーと。そこから分けて持って行けばいいというふうに聞こえるんですよ。それで、やはり持ち込まれたら、一般の人が見たら、これ選り分けて持って帰りますじゃなくて、穴掘って埋めるな、一般に思ったらそうなんですよ。その処分場まで産業廃棄物持ってって、そこでまた選り分けて持って帰るなんてしませんよ。重機があるんで重機でちょっと穴掘ってぽっと埋めてしまえば誰も分かりません。悪く考えるとそうなるんですよ。だから、こういう処分場の中へ産業廃棄物を持って入ること自体がおかしいんではないか。ダンプに積むとき分かりますよ、産業廃棄物かきれいな残土なのか。そういうふうでとにかく適切にやってもらわないと、これ誰が本当に管理して、業者任せなのか、町の担当者かなんか行ってきちっと確認しているのか。僕がぱっと見たって、あっコンクリ殻やなってすぐ見えるのに、町の担当者がそういうとこ行ったり県の担当者が行ったりして全く気がつかないというのは不思議なんですが、きちっと管理はしているのか、改めてお伺いします。

    町長 (2回目)

     上野の産業廃棄物については、これは先ほど来申し上げているように県の所管でございます。県も一生懸命やっておっていただいておりますし、共産党さんも令和5年と平成28年とか、度々要望というようなことで御尽力をいただいておるということでお礼を申し上げるところでございます。何分これはやはり撤去するのは当事者の責任においてやっていただくということの中で、なかなか当事者がそういったことについて非協力的であるというようなことで時間がかかっておるというところでございます。相手があることなので県も大変一生懸命やっていただいておりますけども、歯がゆいところがあるということだと思っております。今後も私どもとしましても、町としてこういった現状の確認をしながら、もし危険な部分があるんであれば、それはすぐに県のほうにも御報告しながら県と一緒に対応を考えていくということでございまして、町としてはなかなかそれ以上のことはできませんので、引き続き町としてできるパトロールとか確認等はさせていただきながら県に要望していくということでございますので、また、共産党のほうでも度々要望いただいておるようでございますので、引き続きの御協力をお願いをいたしたいと思っております。当然にこれは産業廃棄物の不適正な案件でございますので、町としてこれでいいというようなことではございませんので、私のほうでできるという範囲ということで、県への強い要望と現状確認での定期的なパトロールということを町ができるのはこういったところでございますので、その点をやっておるということでございますので、この点は御理解をいただきたいと思います。

     それから、貝月のゲレンデ跡地の荒廃のことでございます。9月7日に現地視察されたということですけれども、私は9月の3日でしたか、3~4日前に実際ここをお邪魔して見させていただきまして確認をさせていただきました。

     ちょっとこれ遠近法ですごくテントのスペースと荒れたところが近くに見えますけども、かなり離れておりますので、直接的にこちらの土砂がこちらへということはないと思うんですけども、直接的に流れてくる危険性のあるこちらの第1のほうは先ほど申しましたように土嚢工とか土砂流出工をさせていただいて、しっかりと手当をさせていただいたところでございます。こちらのほうにつきましては、テントべースへの流出ということの絶対ということはないわけですけども、御指摘のようにこの下の水路ですね、こちらに土砂の流出が入っておりましたので、こういったものの撤去とかということについては、早速に指示をして今準備をさせていただいておるところでございますので、何分にも先ほど来申し上げました、地元なんでよく御存じのように非常に砂地の表面でございますので、工事をするために重機が入るとそれがさらに表面を損壊して荒廃につながっていくということで、なかなかどういうふうな工法でやっていいのかということについては難しいところがありますので、これはここの土質にあわせた工法というものについて今検討させていただいておりますので、決して放置をするわけでもなくしっかりととりあえず流出した土砂は撤去させていただきながら、また表面の補修についても適切な工法を見いだして対応してまいりたいと思っておりますので、少しお時間は頂戴をいたしたいと思っております。そういうことでしっかりと今対応はさせていただいておりますが、なかなか時間がかかることでございますので、その点は御理解をいただきたいと思っております。

    小倉 昌弘 議員 (3回目)

     いろいろ答弁いただいたんですが、上野地区の産業廃棄物、時間がかかる、20年ですよ。この先40年、50年先にはできるかもしれない、そんな話では私ら納得できないんですよ。もし何かあったら困るから、とにかくもう何年ぐらいでできるかとか、そこまで県を追及してもらわないと、私どもが行って言うのと、揖斐川町として町長行ってきちっと説明して本当にこれは駄目なんだと。前も言ったけど、その辺りの環境が悪いからすぐ横で大麻の栽培なんかもできると。きれいな町の中で大麻の栽培なんてそうしないんですよ。汚いとこに空き家がある、ここなら誰も来んしいいなと。それでも団地の中ですよ。そういう悪いことが起きるのは環境が悪いからそういう悪いことが起きてくるんです。だから、とにかくまた聞けたら聞きたいと思うんですけど、どれくらい先にはできるんかと、そこまで詰めてほしいなと思っております。

     そして、町長これ遠近法でかなり離れとると言われます。このテントまではかなり離れてます。しかし、この土砂が崩れたとこ、すぐ横キャンプサイトですよ。これ一番端っこに立ててあるテントじゃないんです。このもっと向こうにテントサイトあるんですよ。崩れたところすぐ横まで行ってるんですよ。そこまで見てきたのか。それは3日に行くと僕より4日前やから、これ4日前からずっと同じ人がここにテントを張ってやっとったのかどうか分かりませんが、とにかくこのテントを僕はこっちから写したんですが、すぐ横にあるんですよ、ちゃんとテント張れるように。これ一番端っこじゃないんですよ。もし崩れたら5メートル、10メートルすぐ来ますよ。そこら辺もう少し見直して、きちっと対応していただきたいと思います。

     そして3番目は、結局産廃を持ち込むこと自体は駄目なんですよね。だから、そこら辺はきちっと取り締まっていただいて、この山を掘っているのは私ももう一度町長の許可した番地、砂防指定地の中に穴掘ってるのかどうか一遍調べてみます。

     それから、いびがわの花火ですけど、危ないから警察が言ったと、警察からの指導でって言うけど、見えなくする必要ないんですよ。パイプ2~3本ずっとやって落ちないようにすればいいんでしょう。全部見えないようにする必要はないんですよ。2メートルも積んだそこへよじ登って落ちてったと、そういうこともないようにというのは警察も言うと思わないんですよ、そんなことは。だからパイプとか、向こうの見える金網、網でやれば落ちないし見ることもできます。最近、私この警察は安全を一生懸命考えてくれている、それはありがたいんですけど、ちょっと度が過ぎてるのかなと思いますけど、これ見えなくする必要ないんですよ。どんな方法でもあるんですよ。建築屋さん行けばパイプたくさん持ってます。あれを30センチおきにずっと5段もやれば見ることもできるし安全です、落ちることもないです。そういうこともやはりやってほしい。あそこで見えなくなった方が、今まではあそこで見ていたけどほかへ移動する。そうするとまた逆に民地へ入ったり、近くの畑で見たり荒したりなんかすること増えるんですよ。橋の上で今まで見ていた人を今度どっかほかで見てくださいと言えば、あそこら辺のスーパーというかああいうとこでもすごく多くなったと言われますけど、普通のうちでもそうですよ。家の前で庭のとこに座り込んでいたとか、畑でも入れそうな畑入って見てると、そういう方が増えるんですよ、一番いいとこを塞いでまったら。だからそういうことをこれからも、例えば警察に言われた安全対策はやってるというふうで、見えなくするんじゃなくて見えるけども落ちないように安全対策をやっていくと。そういうふうに前向きでやっていただかないと、本当に揖斐川町だんだんだんだん寂しくなります。危険なところも多い、せっかくの祭りも見にくい。それでは駄目だと思うもんで、ぜひともそこら辺ももうちょっと考えてやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

    町長 (3回目)

     前島橋の目隠しの件については先ほど来申し上げましたように、警察のほうの指導ということでございますけれども、それは転落防止のほかに見えるとやはりそこで立ち見をして、一番いいところではあろうかと思いますので雑踏ができるということで、韓国なんかでもそういった雑踏が、大きな人間の集まりができてそこで将棋倒しがあったりとか、終わったときにみんなが一斉に帰るときにそういった将棋倒しが起こったとかそういうようなこともあって、そこで立ち止まって見ること自体を防ぎたいということで、あえて見えなくしたというふうに理解をいたしておりますので、立ち見で大勢の方がそこに集まるということの将棋倒しとかそういった危険性を勘案して警察のほうも見えなくしたんだろうと思っておりますし、私どものほうとしても、あそこの橋の下の河川敷は非常にコンクリート張りで見やすいところでございまして、あそこにもきちっと照明等をつけて見ていただくようなところを整備いたしておりますし、今御案内のように役場の駐車場も開放して、あそこでも非常に多くの方が夜市を楽しみながら見ていただいたということでございますので、そういう点で適正なところで楽しく御覧いただくようなことを進めてまいりたいと思っておりますので、先ほど来申し上げておりますように楽しく見ていただくということと安全安心ということの中での対応の一つでということでございますので、御理解を賜りたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。



    宇佐美直道 議員 (木曽川水系連絡導水路事業に関する多くの懸念について)

    宇佐美直道 議員 (1回目)

     ただいま議長から発言の許可を得ましたので、大きな題目で一件質問させていただきます。

    内容は、木曽川水系連絡導水路事業に関する多くの懸念について。木曽川水系連絡導水路事業と申しますのは、徳山ダムにたまったたくさんの水が遊んでいるんで、下流の西平ダムのところから導水路を引いて、それで木曽川のほうに持っていって活用しようというような趣旨で計画が出たわけでございます。この件に関しましては、私もこれで一般質問が3度目になります。確かに趣旨はわかるような気がするんですけど、実際に運用となると非常に疑問の点が多いということで、今回は主に四つの懸念ということで示させていただきます。

     まず1番目に、この導水路工事による地下水位の低下の懸念。

     この質問につきましても昨年6月議会の一般質問で取り上げております。そのときには町長から、平成21年に公表されている水資源機構さんによる環境レポート、ここに地下水の影響を少なくすると書かれておるんでまあ大丈夫でしょうということでしょうね。それで引き続き機構が実施する環境調査等の結果を注視していくというお答えでした。引き続き水資源機構さんが実施する環境調査というのは、実際に事業が決定すればやるわけです。決定する前じゃないんです。決定してから事業は機構が改めて環境調査をやっていくというようなことでございまして、決定してストップできるかというとまずストップはできません。

     最近の報道をよく御存じかと思いますが、リニア新幹線工事のトンネル掘削工事が始まっている瑞浪市大湫町では、工事現場の地下水位の低下による井戸枯れやため池の干上がり、地盤沈下が観測されるなど大きな影響が出ていますが、今のところ解決策が見当たらない状況でございます。この木曽川水系連絡導水路の直径は、リニア新幹線のトンネルと比べて3分の1弱の規模でございます。それでも直径が4メートル程度のトンネルが西平ダムから木曽川まで43キロメートルにわたって続くことになり、沿線の自治体からは不安の声が上がっております。

     当町においては、西平ダム上流の取水口から谷汲地区を横断して根尾川まで導水路が通る計画になっておりますが、工事の影響で地下水位低下に伴う井戸枯れや地盤沈下の懸念について前回も質問しましたが、改めてこのリニアの現実を目の当たりにして町はどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。

     2番目、住民に対するこの事業内容説明が不足していることの懸念。

     当町内で導水路通過予定の地域は、導水路建設事務所のホームページで検索すればどの辺りを通るかなというのは書いてございます。これで確認できますが、該当する地域の皆さんにはほとんど周知されていないと思います。このホームページによる導水路検討区域というのは、大体この辺り堀りますよという図面を見ますと、西平ダムの飛鳥川が合流する地点辺りからトンネルが始まって東に向かって主に山中、山の中を掘り進められていくわけですが、トンネルは北方地区反原の奥のほうと谷汲有鳥地区の間を通り抜けて、谷汲深坂地区、大洞地区を横断して根尾川へ至ると図面にはされております。この導水路の通り道の付近には水道の水源地や消火栓、ため池など住民生活に関わる施設や自然がございます。

     平成20年に行われました町民に対する導水路事業の説明会には、町全体でわずか40名ほどの参加しかなかったと聞いております。またその中で出た主な意見は、事業の必要性の有無、必要があるのかどうかこんな事業は、と必要性の有無や工事に対する不安の声ばかりでございました。その後の事業検証の過程で他地域、岐阜市、名古屋市とかそういったところでは、住民との意見交換会などが開かれたケースがございますが、当町では何もありませんでした。今後、町民に対して、特に導水路通過検討区域周辺の住民の皆さんへ事業の趣旨や工事の影響について、前もって丁寧な説明が必要かと思いますが、町は住民説明をどのように考えておられますか、これも改めてお尋ねいたします。

     3番目、この導水路事業について完成時期が見通せない懸念ということで、事業期間は当初7年でできるということでしたが、検証が進みまして素案というものができました。その中を見ますと、調査設計、用地補償等に3年、実際の工事で9年、合計12年かかる。12年もかかるんです。その下にさらにこれに加えて、土地所有者、関係機関、周辺住民の了解を得るまでの期間が必要であるとされております。これを読みますと、場合によっては相当な期間がかかるんじゃないかと思いますが、町としては早くやってくれっていうような町長の御意見がございましたけど、どれくらいの事業期間を考えておられるのか、お尋ねします。

     4番目に、完成してもひょっとしてほとんど利用されない懸念。

     本導水路完成後の運用について、導水路自体は最大20立方メートル毎秒、毎秒20立方メートル流れる、そういう大きさの導水路を造ります。流すことができますが、20立方メートルのうち16立方メートルは木曽川、長良川の異常渇水時にしか流さないことになっております。これは徳山ダムにためてありますうちの、こういった渇水用の容量というものから流すというような前提でございます。ですので、異常渇水が発生したら16立方メートルは流しますよと。それまでは流しません。一方では、平常時は利水用に4立方メートルのみを流すとされております。ですので残りの隙間4立方メートルについては、利水用、愛知県や名古屋市の水道用に流すということになっておりますが、現実的には愛知県も名古屋市も平常時は水道水は十分に今でも余っております。ですから、先方の名古屋市の会合なんか見ますと、向こうの発言では渇水時のときだけ必要ですねというような発言も見られます。私も水資源機構さんのほうに、これはどうするんですかって言ったら、何かまだ検討中というようなことを言っておられたんですけど、それでこの(1)ですけど、この利水用の4立方メートルについて、町はどのように説明を受けておられますか。

     それから、(2)です。4番の(2)ですね。導水路工事に関して、当初計画では開水路方式で施工予定とされておりました根尾川辺りから木曽川までの区間32.1キロメートルについて、検証後に全て圧力管方式での施工に変えられました。ちょっと技術的な話になりますけど、開水路方式ですとそのトンネルの中を空気と一緒に水も流す。圧力管方式ですと水を満杯にして流していくと、そういう工法に変わりました。

     今年の3月に国が発表したこの導水路事業の総事業費、これは当初計画の2.5倍。前回質問したときは890億、もっと僕上がりますよ、千何百億ぐらいと言っていったら、町長はそんなこと言うなというようなことをおっしゃっておられたんですが、実際は2.5倍、2,270億円に急増いたしております。この主な要因のひとつがこの工法を変更した、開水路方式から圧力管方式に変更したことによる工費のアップということでございます。

     国のほうで町長さんが参加されたような検討の場とか、意見を聞く場といったところでこの金額の発表がありましたけど、そのときにはこれは建設資材が上がったんだと。それと人件費が上がったんだと、そういう説明をされていて、こういう工法が変わったって大事なことは伏せてあったんですね。どうしてこれ伏せられたのかよく分からないんですけど。20立方メートルを通す今度は圧力管の中に前述の平常時の利水用の4立方メートル毎秒ですね、これは流すと水はスムーズに流れていくのでしょうか。これも技術的に難しい話ですけど、開水路方式ですと空気と一緒に流れていくんでその辺の小川が下流に流れていくのと同じことなんですけど、圧力管方式っていうと圧力管の中に一杯全部水をためて空気を入れちゃ駄目だと。かといって流すのはチョロチョロ流しますんで、こんなので果たして向こうまで流れるのかというような疑問がございます。

     それと4番の(3)ですね。これは前回の質問のときの町長の答えなんかに対してですけど、異常渇水時は滅多にないよという話をしました。それ以外にも緊急的に木曽川の水が必要な場合として上げられました豪雨予想時に、木曽川上流のダムの水を事前放流して予想が外れた場合の水の補完。今は集中豪雨が来そうだと、台風が来そうだと思うとダムの水を本当に少なくして、それで洪水が来てもダムにまたためていくというふうに運用がなされるケースが多くなってきております。ですから、この木曽川水系で三つのダムが今度できますけど、そういった運用をして万一外れて、せっかく空にしたけど雨が降らなかったらどうしてくれるんだというような意見で、そういったときに導水路があればその分が補完されるんじゃないかと。あるいは、矢作川で起こった明治用水頭首工の漏水事故がございました。ああいったことで突然愛知県下で水が不足するようなことがあると、そういったときに導水路があれば安心というようなことでしたけど、こういった事態が本当に毎年起こるのか。どれくらいの想定でこういったのを懸念されてこういうお答えが出たのか、その辺りを教えていただきたいと思います。

     このようないろんな懸念以外にも、トンネル掘削時に発生する残土の問題です。先ほどは日坂で残土の話が出ましたけど、トンネルを掘った後に残土をどこにどうやって置くんだと。またその残土を置く場所の地域の住民の方、残土にはいろいろございますもんで心配がないか。また、こういった導水路を掘ろうとすればそれに対する作業をするトンネルもどこかから掘っていかにゃいかんと。また、そうすると山を切り開いてそこまでね、作業口の工事があって自然破壊っていうんですかね、そういったこともあり得るんで、そういった問題も予想されますし、また、トンネル工事はたくさんのCO2が発生するということも言われております。導水路事業はあまりにも問題点が多いのではないかと私は思いますが、町長はいかがお考えでしょうか。

    町長 (1回目)

     宇佐美議員の御質問にお答えをいたします。

     徳山ダムの建設目的である木曽川水系連絡導水路事業は、西平ダム上流から木曽川犬山頭首工上流へ延長約43キロメートルの水路トンネルを整備する計画ということは御案内のとおりでございまして、先般、8月27日には国土交通省の対応方針が事業継続と決定をされたところでございます。

     宇佐美議員の懸念される工事による地下水位低下につきましては、木曽川水系連絡導水路事業に係る大気環境、水環境、生態系などの環境影響検討の結果をまとめた環境レポートの中でも地下水の水位に関する検証もされており、地下水の影響を小さくすると記載をされております。瑞浪の例もございますので、今後詳細な地質調査を行い具体的な対応を検討し適切に対応すると聞いておりますので、こうした対応に基づいて安全に工事が進められるものと考えております。

     次に、関係住民への事業説明でございます。本年6月に関係住民の方から意見募集をする機会がございました。また、その意見についてもホームページで公表をされているところ御案内のとおりでございます。今後、町内関係者への説明会につきましても、適切な時期に開催をされると聞いておりますので、そういったものも活用しながら広く住民の皆さんに適宜そういった情報について周知をさせていただきたいと考えております。

     それから、三つ目の事業の完成時期につきましては、工事の施工の見直しあるいは昨今の建設業者の労働環境改善のための週休2日制の導入など、働き方改革や膨大な事業費により相当な期間を要することはやむを得ないものと承知をいたしておりますが、町としては徳山ダムの全ての効果が早期に発揮されるよう、国や水資源機構に毎年導水路事業の推進を要望しており、この9月3日も国土交通省および水資源機構本社への早期実現に向けての要望をしてきたところでございます。

     それから、四つ目の完成後の導水路の利用でございますが、利水用水として導水される毎秒4トンの流量は、水道水や工業用水として利用されるもので、検証作業の中でさまざまな対策案等を検討し、現行案が最も適切であると判断された対策であるとを伺っております。

     また、最大で20トンの断面に対して4トンしか流さなくても取水箇所と出口の高低差があれば正常に流れるものと聞いております。あと、明治用水での漏水事故や先日の台風10号の進路などの予測困難な異常気象、異常渇水がありますが、こういったものの頻度を尋ねられましても、これはお答えできるものではございませんが、御案内のように平成6年には九州から関東までを広く覆った異常渇水がありまして、このたった1回の大渇水においても甚大な被害が予想されることから、導水路事業は安定的な利水の供給や異常渇水時におけるリスクに備え実施をされるものであると考えております。

     そのほか御指摘の工事の実施方法やCO2の発生などの問題についての御指摘もありますが、これは本事業、水資源機構が行う国家プロジェクトであるということから、揖斐川町として懸念をされることに対しましては当然に丁寧な説明と対応を求めていくということは当然でございます。

     最後になりますが、先ほど申し上げましたように、本導水路事業の完成が徳山ダムの利水治水の建設目的の達成となるものであり、揖斐川町としましては全国でも類を見ない旧徳山村全村移転を余儀なくされた住民の皆さんの苦渋の決断と約半世紀の時間を費やしたことを踏まえ、徳山ダムの全ての効果が早期に発揮されるよう今後も引き続き国や水資源機構に導水路事業の推進を強く要望していく所存でございます。

    宇佐美直道 議員 (2回目)

     それでは、工事による地下水位の低下の件に関しまして、やはり水資源さんのほうから適切に対応していくというような従来どおりのお答えでございますけど、やっぱり絶対発生しないということは言われないわけですね。やっぱりこういった現象が起こる可能性がある。だから、揖斐川町でももしそういった地下水位の低下による井戸枯れとか、水道、ため池が干上がったりとか、用水路が流れなくなったりといった状況が発生したら、当町で起こり得ることですが当町も発生したら、このような事態になったらどうするおつもりなんでしょうか。

     それから、住民説明ですが、今までの水資源さんによる住民説明をやってきましたよとおっしゃられるんですけど、やっぱり今までの住民説明もいろんなところでやられたことはやられたんですけど、当町ではない。名古屋とか岐阜とか桑名でもあったそうですけど、ただやはり説明会を開くとどうしてもどうしてやるんだというような意見が大半でございまして、あまりこうやって住民説明でたくさんの人に来てもらいたくないのか、もうその募集の仕方が非常にやりづらく、私も苦情を言ってきたんですけど、説明会があるって期日は未定だって書いてあるんでそのうちまたホームページに出るんかなと思ってしばらくして半月ほどして見ると、もう募集期間終わりました。そんな状況で水資源さんもやっておられるんで、参加者も聞きに来る人も少ない。中には桑名会場でしたっけ、発言する人を募集したけどそういった募集の仕方ですので、発言者ゼロですのでもうこの会場での住民説明は取りやめますと、そういうようなこともやってるんですよね。ですから、非常に住民説明が全般的に不足しておる。また、町内におきましても今後水資源さんが説明していくというようなことをあてにしておられるそうなんですが、やっぱり町のほうもそれに対しては協力してそういった説明を十分にやっていただかないといけないかと思いますけど、ちょっとさっき引っかかったんですが、8月27日に国のほうで既に決定されたんでしたっけ。そうなんですか。だって新聞には出てないですね。出た、失礼しました。

     それで、事業の完成が見通せないということにつきましても、先ほどすんなりいって12年ということでございまして、下手をするともっとトラブルと延びますよというようなコメントでございましたけど、ちょっとやっぱり古い新聞記事ですけど2015年に日本経済新聞の記事で、やっぱり同じ導水路で霞ヶ浦の導水路事業、霞ヶ浦、皆さん御存じかと思いますけど茨城県の霞ヶ浦、日本で2番目に大きい湖といわれております。こちらのほうで「計画から30年、先見えぬ未完の水路」という記事が出ておりました。だから、この時点で計画から30年で、現時点ではもうそれから9年たってます。40年たっても同じような状態でこれ続いておるんですけど、この計画は茨城県の霞ヶ浦というのがあって、図面を持ってくればいいんですけど、北のほうには那珂川というのが流れとって、南のほうには利根川が流れております。それで那珂川と霞ヶ浦、霞ヶ浦と利根川をつなぐというような導水路工事でございます。この上の那珂川と霞ヶ浦をつなぐ工事がちょうどこの工事と同じような43キロメートルの工事ですね。それで下のほう、南のほうの利根川と霞ヶ浦を繋ぐ道水路は2.6キロメートル。これが40年前に工事が始まって、それで短いほうの利根川と霞ヶ浦をつなぐ2.6キロメートルは既にもう5年くらいで完成しました。それでその時点で霞ヶ浦の水を利根川へ流そうか、利根川が渇水したときに霞ヶ浦の水を流しますよというようなふうで流しました。そうしたら利根川の下流でシジミが大量に死んじゃって漁民の猛反対があって、この導水路2.6キロメートル造ったけどもうストップと。造ったまま今ほったらかしの状態。その上の那珂川から霞ヶ浦へつなぐ導水路43キロメートル、こちらのほうは途中で地権者が、今回の木曽川導水路は大体山の中通ってるんで地権者あんまり関係ないんです。関係あるとこ少ないですけど、あちらは多かったとみえて地縁者の方が導水路反対とかって、うちの地下に導水路通るのはやめてくれっていう意見がやってる最中にあちこちで出てきましてですね、もう転々と、もうこっからここまで何キロメートルは完成したけど、こちらは手つかずとかいうような細切れで工事が今なされて、40年たった今の時点でも4割完成してまだ6割の地帯がまだ未完成のままずっとほったらかしになっております。だから木曽川のこの連絡導水路、終期がなかなか見通しにくいということは言いましたけど、このようなケースに陥る心配はないのか、お尋ねします。

     それと、完成しても利用されるかどうかということで、結局、利水用導水については流されるという、4立方メートルですけど流れると、流される。実際に木曽川なんかでは、水は余ってても流すという認識でよろしいわけですね、そういう理解で。それで、異常渇水時以外で緊急的に木曽川に水が必要な場合っていうのは、緊急的な場合とは答えられないと。いつ発生するかそんなこといちいち答えられませんというようなことでございました。ちなみに異常渇水、じゃあ木曽川でいつ起きたか。平成6年に異常渇水といわれる渇水が発生してそれからそのときには水道水が19時間ストップしたとか、やっぱり農業用水がちょっと不足したというような、取水制限とかいろいろ出たというふうに聞いております。あれから30年、規模のいわゆる100年に一度の渇水といわれております。だから、今後異常渇水いつ起こるんだというようなことは、まだせっかく工事が12年間ちょっと延びて15年とかかかって、さあ全部完成しましたといっても、やっぱりなかなか全部を流すということはないわけですよね。そういった意味でね、非常にその辺り問題があるのではないかと。そんな大きな、ただ4立方メートルを通すだけのためにね、それも今要らないんですよ。ただ、当初の予定で流すことになってるんで、流すということに決定したそうですけど、そういった事情でいかにも無駄な事業というような気がいたしますが、改めて町長の御見解をお願いいたします。

    町長 (2回目)

     ただいまるるいろいろな課題を御指摘いただいたようでございますけれども、そもそも論として、そもそも論としてこの場は揖斐川町議会の一般質問の場であります。揖斐川町の議会の一般質問の場で議論すべき根本目的は何か。それは、いかにしたら揖斐川町がよりよい町となり発展をしていくか、町民の皆さんにとって住みやすい町、喜んでもらえるような町にしていくにはどうしたらいいか、そうした観点から議会の皆さんと議論をする場であろうと考えております。

     そうした中で、この国策である導水路事業そのものの是非を問われるのは、今申し上げた揖斐川町議会の一般質問の在りようとしていかがなものかと。導水路事業そのものの是非はもう少し違う次元、違う場で御議論、御検討いただくテーマではないのかなと思っています。まずは揖斐川町にとっての在りようを考えるべきだろうと思っております。

     そうした中で、この導水路事業が揖斐川町の町民の皆さんにとってどのような意味を持つか。先ほど来御指摘の、例えば地下水の低下だとか、あるいは説明会の丁寧な開催とか、そういったことを含めてやはり議論をしていくべきであろうと思っております。

     また、ダム建設により水没した旧徳山村を継承した揖斐川町にとって、徳山ダムが担う治水利水のために故郷を離れることを余儀なくされた旧徳山村民の皆さんの思いと、この事業によって揖斐川町の地域経済の活性化、周辺の社会インフラの整備など揖斐川町の地域振興につながる絶好の機会であるということも考慮すれば、先ほども申し上げました地下水の低下あるいは住民への丁寧な説明、これはしっかりと国あるいは水機構に求めていって対応していかなければならないという、これ当然のことでありますが、そういったものも行いつつ、やはり本事業が揖斐川町にとって大きなプラスになるように、オール揖斐川で推進すべきものであろうと考えております。

     何と言っても徳山ダムの水が渇水あるいは河川の浄化、利水等で下流域の皆さんのお役に立てるということは、揖斐川町にとりましてもこの上ない喜びであり誇りであります。議会として、揖斐川町としてのこの導水路の関わり方についてしっかりと御理解をいただき、そうした上で御議論をいただき、ぜひ長年の悲願でありました本事業の推進に御協力を賜りますよう、切にお願いを申し上げる次第でございます。

    宇佐美直道 議員 (3回目)

     最後の質問になりますけど、そもそも論というのをされましたけど、そもそも徳山ダムの建設目的というのは、この導水路を使っていろんなところで渇水対策だの、名古屋、愛知県に水を供給するというのが目的じゃなかったんです。そもそもは、これは電源開発が最初やられて40万キロワットの発電施設を造ると。それで二重の揚水式のダムを造るというようなことでこの工事が発想というかね、一番最初に持ち上がったわけでございます。その後、中部電力さんのほうの経済的な御事情というか、やっぱり山奥でたくさんお金をかけて発電所を維持するよりも、その当時は CO 2とかはそんなに言われなかったんで、消費地に近い名古屋港の辺りで火力発電を石炭やガスとか使って火力化したほうが事業としてはそちらのほうが有利だというようなことで手を引かれた。その時点で揚水式発電所という構想がなくなって、杉原ダムを造らない、下のダムを造らないことになったんですけど、上の大きいダムは治水だけのためにちっちゃくすればよかったんですけど、名古屋の河村市長がおっしゃっておられますように、あのでかい徳山ダムを造ってまった。あんな大きなダムは必要なかったんです。造ってまった。造ってまったでその水をどうしようかということでこういったいろいろ問題が次々出てきておる。それを取り繕うためにいろんなのが出てきておるというようなことがストーリーだと思います。

     それから、私がいつもこの質問すると、何で町議会議員が国策についていろいろ意見を言うのかという、そういう場ではないのではないかという御質問ですけど、これも前も申し上げましたように、私どもは町民であると同時にですね、国民でもあります。私どもは所得税とかね、消費税の大半をその国税として納めておるわけです。町さえもうかれば、町の一部の業界がもうかれば、ほかの国のほうで無駄な事業をどんどんやっちゃって構わんよと、そういうことではね、非常に私にとってはね、許されないと思いましてこういう席で発言させていただいておりますので、よろしく御理解をお願いいたします。以上です。



    若園 敏朗 議員 (ふるさと納税の取組について)

    若園 敏朗 議員 (1回目)

     議長から許可をいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。

     一昨年の3月議会、昨年の9月議会で質問しましたふるさと納税につきまして、3回目となりますが質問をさせていただきます。

     総務省は先月8月2日、2023年度のふるさと納税の現況調査の結果を公表しました。

     昨年のふるさと納税の寄附受入れ件数は前年度比約1.1倍の5,895万件、受入額は同約1.2倍の1兆1,075億円で、4年連続で過去最高額を更新しました。

     揖斐川町はというと、このように2021年に受入額が5,500万円を超えましたが、2022年度は4,600万円ほど。そして先月発表された令和5年度は、対前年比15%減の3,920万円ほどで、受入金額、受入れ件数のどちらも減少をしております。

     逆に、揖斐川町の住民が全国へ寄附をした件数というのは、この青い線ですけれども年々増えております。昨年度、町内では905人の方がおよそ3,180万円ほどの住民税控除を受けています。これどういうことかと申しますと、100人ほど一昨年より増えており、控除額が300万ほど増えているわけですが、これはどういうことかっていうと、本来は地元に落ちるはずの税金が住民税控除によってよそへ出ているわけで、税収の流出が課題となっているわけです。

     一方、入ってくる寄附金額は2年連続で減少しております。このままでいては、流出と流入の逆転は時間の問題であると大きな危惧を抱いております。

     こちらは岐阜県の昨年度のふるさと納税の受入額です。一番高いところは関市で、すごく金額いっているんですけれども、10億円以下の平均をとりますと大体2億7,700万円。この線が入ってますがこの辺なんですね。揖斐川町はと申しますと、さらにその下のここ、県下でいいますと39番目という非常に厳しい結果になっております。

     1年前、私はこの件につきまして質問をしましたところ、答弁といたしましては、職員は一生懸命やっていると言われました。しかしながら、結果としては全国の伸びとは逆行して2年連続の減少でございます。よそは伸びているのになぜ減っているのか。揖斐川町には何が足りないのか、しっかり検証して取組方を変えるべきではないでしょうか。

     返礼品の品数、種類、事業者数、写真の見せ方、キャッチコピー、 PRの仕方など、課題は幾つもあると思います。昨年も申し上げましたが、専門の部署や専属の職員など本当に考えてみてはどうでしょうか。

     三重県四日市市、ふるさと納税の赤字が続く状況を打開しようと専門的な知識を持った元電通の職員の人を年収1,000万円でコンペにかけて採用いたしました。その結果、令和5年度の寄附件数は前年度比約3.1倍、寄附総額は8,680万円から一気に3億1,800万円、前年度比3.7倍となりました。当初の目標が1億2,900万円でしたので、目標を大きく上回ったのです。

     また、県内では昨年度でいいますと、令和4年度に揖斐川町と200万しか違わなかった美濃市、その当時揖斐川町は36番目で美濃市は35番目でしたが、その美濃市が突然なんと1億7,000万円の寄附を集め大幅な増加となりました。やり方次第だと私は思えて仕方ありません。

     揖斐川町がこれからどう取り組んでいくかだと思います。他市町よりスタートが遅れたから不利だとかいうことではありません。町の一般会計の歳入はおよそ136億円。そのうち町税は36億6,000万円。自主財源が3割を少し切っているという状況を考えると、行政の努力で増やすには、ふるさと寄附金が一番取り組みやすいと考えます。だからこそ、他の市町はしのぎを削っているわけです。

     町長に3点お尋ねします。

     揖斐川町のふるさと寄附金の現状に対して、どのようにお考えでしょうか。

     二つ目です。今後どのような改革、運営に取り組まれていかれますか。

     三つ目、民間では必ず売上げの目標を立てて事業を展開していきます。まず、来年度、町としてのふるさと納税に対して目標をどう立てられますでしょうか。

     以上3点、答弁をお願いいたします。

    町長 (1回目)

     若園議員の「ふるさと納税の取組について」の御質問にお答えいたします。

     1点目の揖斐川町のふるさと寄附金の現状についての考えでありますけれども、御指摘のように全国的にふるさと納税が増加する中で寄附金額が最大であった令和3年度の1,759件、5,512万7,000円から、件数、金額とも年々減少し、大変厳しい状況にあることは御指摘のとおりであり、私どもとしても大変厳しい状況であるということについては深く認識をいたしておりまして、今減少した要因を分析するとともに、新たな返礼品の発掘など危機感をもって取組を進めておるところでございます。

     それから、2点目の今後の改革運営への取組でございますけども、ふるさと納税はそもそもが都市へ移られた方々が生まれ育った市町村、あるいは自分を育んでくれた市町村などに寄附という形で納税をする、応援をするという仕組みでございます。

     寄附を受ける市町村においては、返礼品は寄附金額の3割以内、返礼品の調達、輸送費、PR、それから先ほども御指摘がありましたこれに係る人件費、こういったもの関連する経費を含めて寄附金額の5割と定められておるところでありまして、このことについて国から改めてこれを逸脱する市町村が多いというようなことで、国から改めてこの5割厳守を通達なされたところでございます。

     このことから、議員御提案のプロデューサーやコピーライターの専門職員を導入するということは、経費が増加し国から示されている経費5割を超えることも想定されることから、現時点では実施することがこういった点からも困難であろうかと思っております。

     一方、ふるさと寄附金を伸ばしている市町村を見ますと、例えば今議員御指摘の美濃市、紙という特殊な大変著名な地場産品があるわけでございますが、そうした中で従来からトイレットペーパーは返礼品として取り扱っておられたようですけども、昨今の物価高騰あるいは災害等の頻発というようなことで、こういったトイレットペーパーという日常的に今使う返礼品が人気となり、それが寄附金額に反映したものと聞いております。

     町におきましては、最近では返礼品にゴルフクーポンも追加したり町内での支払いにおける現地決済型の寄附金を導入するなど、継続的に返礼品の事業者やら品目を増やし寄附金増加の取組をしておるところでございます。

     また、町内に工場を有する企業に対しても新しい商品や取扱い商品に関する情報収集を密にして返礼品の拡大にも努めているところであります。さらに新たな取組としまして、移送費などの経費を必要としないものからサービスへの寄附金メニューの拡大を今進めております。

     例えば西濃学園の不登校への支援、空き家や空き地などの保全につながる除草などのサービスなど、新たな切り口から揖斐川町に寄附をしたくなるようなメニューを今検討させていただいており、今後も継続的にこういった新たな切り口からの対応に継続的に改善に取り組んでまいりたいと思っております。

     このほか、企業版ふるさと納税につきましても御指摘はございませんでしたが、金融機関系の仲介などにより令和5年度は社長の先代が揖斐川町出身であったとか、そういった企業やら御家族が揖斐川町ゆかりの方であったというようなことの企業から企業版のふるさと納税もいただいております。今後とも揖斐川町にゆかりのある企業、町の政策に賛同していただける企業を発掘して企業版の寄附金の増加にも取り組んでまいりたいと思っております。

     次に3番目の目標を立てて事業展開ということでございますが、あくまでも寄附金でございますので、幾らというような数的目標はお示しすることは難しいわけでありますけども、ともかく、ふるさと納税先として選んでいただけるような魅力的なメニューの発掘と、いろいろな機会を捉えての情報発信を行いながら、少しでも多くの寄附金が得られるように努力をしてまいる所存でございますので今後ともよろしくお願いを申し上げます。

    若園 敏朗 議員 (2回目)

     まず、一つ目の質問に対してのお答えでなかなか厳しいというようなお答えをいただきいました。分析をしたりだとか、新たな返礼品の開発をしたりだとかいうふうに今おっしゃいました。一つ目、二つ目、三つ目の答弁を聞いておりまして、例えば目標も立てるのはなかなか寄附金なので難しいというふうにおっしゃられましたが、ちょっと違うんじゃないかなと。私は元々民間で事業をやってきて、なんていうか儲けるというのが目標に赤字には絶対しちゃいかんのだというような思いでやってきましたし、それから我々は赤字が続いたら食べていけないんやね。それでふるさと納税っていうのも、やっぱりこれ行政の貴重な財源になるわけなんですよ。今3,700万だったかな、ごめんなさい。前年度が非常に悪い数字になっておりましたが、どんどん減っている中で、やっぱりまずは令和3年に5,500万までいったんだから、そこまでいかなあかんし、それからざっと計算したんですけど、損益分岐点というのを計算してみました。昨年度までの6年間の受入額、それから町民の住民税控除、それなんかの率を計算してやってたんですけど、受入額をちょっと10としますと大体ふるさと寄附金、納税をする人って、よそへやる人ってのは増えてってるんやね。大体平均すると1.25とか1.3とか多い年とかいろいろありますけど増えてます。それで今年の数値に1.25を掛けて、さらに費用が大体前回の決算委員会の中でも出ましたが約50%、実際には揖斐川町54%かかってましたんで、5割ちょっと超えてるもんで、本当はいかんのですけど50%ということで計算してみますと、およそ8,000万円預けて数字的に初めてトントンになると。来年度ですよ、来年度の話です。そういう計算が出てくるんやね。そうすると、まず8,000万円は絶対目標にしていただかないと、これからの情勢を考えていったときに、計算というか今度は赤字になっていくんですから。どんどんどんどん今ふるさと納税っていうのは国民の方にも認知されてて、今まで興味がなかった人たちとか高齢者なんかでもどうやってやるんだということで息子さんとか孫さんに聞いて、増えてってるのが現状で、伸び数がずっと右肩上がりになっている中で、そうすると当町も絶対に同じように伸びてかなやれなくなっていくわけなんですよね。

     美濃市の例を挙げさせていただきますと、美濃市の場合、令和4年度までは本当にやってなかったというふうにおっしゃいました。ところがちょっとあまりにも数字が悪いと、このままではいかんということで、総合政策課という課がありまして、そこの中の1人の人がど真剣に取り組んだんやね。これね、私は先ほどどこかから四日市市は呼んできてこういう成果がありましたよって話をしましたけど、美濃市の場合は、役場の職員が1人がど真剣にやった。その職員はすごくやってるっていうのを職員も議員もみんな知ってるわけなんですよ。ほんで営業をかけてサイトも商品も増やした。先ほど町長トイレットペーパーの話をされましたけど、トイレットペーパーもこれも定期便を出したんやね。定期便っていうのは3か月に1回送るんですって。かさばるから持って行くのは面倒くさいなということで、高齢者の方だとかそういった方はスーパーに行かなくても、ふるさと納税すればもう3か月に1回送られてくるんだ、だったらやろうかということでやってくれたりだとか、それからたまたまね、背筋ピンという名前の椅子を開発したそうです。これがね、ふるさと納税の金額としては納税額としては20万円ほどなんですけど、これも結構人気があるんだというようなことでした。

     職員の1人が本当に頑張ることによって約1億2,000万も1年の間に伸ばしたという実績を美濃市はつくったわけなんですよね。四日市市の場合、1,000万円という金額をかけてコーディネーター呼んできた。だけど、それによって3億7,000万、3億円以上という金額を成し遂げたということは人を呼んでても余りある成果を出してるわけなんですよ。

     ですから、何もやらなければ今までどおり変わらないという状況は、僕は否定できないと思うんでね。やっぱここで何とか変わって増やさないかんということを、ちょっと本当に真剣にお願いしてるんです。やってもらいたい。それから僕がこれ美濃市の議員の方に聞いたら、この人は議員としてもやっているんですよね。その後一生懸命頑張っている人に協力してるんです。私もこんだけ言うんだから役場のほうでそういうふうにやってもらえるんやったら協力をして、そして手伝いをしたいなと思うし、このままじゃいかんという危機感を持ってもらいたいんですよ。せめて2億7,000万円という平均、これは6市町除いてですよ。10億円以上の6市町を除いた低いとこっていってもうちより高いとこばっかりですけど、この平均が2億7,000万円で、その平均に少しでも近づけるように3,900万だとかそんなこと言ってるような町でいかんと。ちょっとこれ我々議員、議会もそれから町も真剣になって考えていかなあかんことやもんで、目標はまず8,000万円は絶対に下っちゃいかんのだという目標を立ててもらいたいと思いますし、それからそれに合わせてみんなでやっていかないかんという、特に農業関係、お米なんかも今ってすごく売れてるんですけど、お米の写真、30キロの袋をパンと写してお米ですって、ハツシモですって出したってほしいと思わんのやね人は。写真の出し方はいっぱいある。やってるところは生産者がトラクターに乗って家族でやっているところの写真だとかいろんな方がしっかり載っている写真出したりだとか、そういう購買欲をかきたてるような写真出してます。

     これ高島屋のふるさと返礼品の冊子なんですけど、これどれを見てもね、どれを見ても本当にいいな、ほしいなっていうような写真がいっぱい写ってるんですよ。これあの若い方は映えとかいっていろんな写真を撮ってますけど、そういうことをやっぱり専門家に聞きながらやっていかないと、ただ写真をぱっと撮っただけで、これ返礼品ですってやっとったってなかなか皆さんは見てもらえんと思うし、それからもう一つ頑張ってるところっていうのはふるさと納税をもらった寄附をしていただいた方々へのフォローをしっかりしてみえるんやね。次の年、またうちはこんな商品開発しましたよっていうパンフレットを発送したりだとか、それから前も申し上げましたが東川町では株主制度っていうのを取り入れて送ってもらった人が全員株主で、それで来てもらってお金を使ってもらえるようなことを実際やっている。そういう市町もたくさんありまして総務省のホームページを探していきますと、ふるさと納税を行った寄附者に対しての関係人口創出事業だとか、いろんなことやってるところがもういっぱいあるんですよ。

     うちも本当にこれもう乗り遅れちゃいかん。やったもん勝ちじゃなくてやらなかったもん負けなんです。そこをしっかりと自覚してもらって、もっと真剣にこれは行政頑張ったら自分で使えるお金が集められるんやから、そういうのをしっかりと考えて何とかお願いをしたい。これはもう要望とかじゃなくてお願いでぜひやってほしい。我々も一緒に議員もやっていきましょうよっていうそういうお願いをしていきたい、そのように考えてます。どうぞよろしくお願いいたします。

    町長 (2回目)

     それではお答えいたします。美濃市の場合、職員が頑張って大きく伸ばしたということです。確かに多分頑張られたんだろうと思いますし、タイミングよく物価高騰とかあるいは地震等があってこういった備蓄品という意味でトイレットペーパーなどに対してニーズが高まったといえば大きく売れたということ、そういったことがあろうかと思いますし、今米不足と言われておって米を返礼品としている市町村では寄附の申し込みが多すぎて対応を中止しているというようなことがありまして、なかなかそういう点での物品へのニーズというものが大きく変化をするというようなところでうまくそこにフィットしたところがこういって伸ばしているというところもあるわけでございます。

     それはさておき、先ほど来からおっしゃられるように美濃市の職員は頑張ったと。一生懸命やってると。前回でしたか、うちの職員はやる気が全くないというような御発言もございまして、そういった職員が頑張ったからつながった、頑張ってないから返礼品につながらないというようなこの因果関係ってのはなかなか難しいので、そういった点について頑張っているからそれを見習えというのはいいんですけども、うちの職員が頑張っていないから駄目だというような御発言は御容赦を願いたいと思います。

     そうした中でいろいろ写真の見せ方だとか返礼していただいた方への後々のサポートとかそういったもの、あるいは専門職員の雇用だとかいろいろ対策について御指摘をいただきました。御指摘の専門職員の増員、あるいは専門の担当の配置というものは、ふるさと納税を増やすための手段の一つではあるということは認識をいたしておりますが、専門職員を増員しても必ずしもそれが寄附額につながるかというとそれは限定できないと思います。

     四日市の場合は大変良い方を見つけになられて増えただろうと思いますが、必ずしもまず人を増やせばつながるというものではないということは言えるのではないか。もし人を増やせば納税額も増えるのであれば、全国の自治体がこうした職員の増員を既に行っているわけでありましょうけれど、なかなか現実はそうではないと。いろいろな理由で専門の職員を雇用している自治体というものは全国的にはそんなに多くはないと思います。これはそれぞれの市町村の考え方でもあります。この職員の増員というものは、先ほど来申し上げておりますコストやその効果、それに伴う効果というものは慎重に評価をする必要があろうかと思います。先ほど来申しますように、専門職員を増員して四日市のように納税額のアップにつながった自治体があるということは承知をしておりますが、ふるさと納税に限らずあらゆる分野においてそうした成功事例、先進事例に倣うことが揖斐川町においてもそれがそのまま同様の効果をもたらすかというと、あるいは揖斐川町の現状にフィットするかというと、それはなかなか難しい面があるということは、これまでも皆さんも議会研修で先進地視察を行われた中でも御経験済みのことではないのかなと思います。

     行政が全くゴミ収集を行わずに、町民が自らゴミをゴミステーションまで持ち込み分別するというゼロウエストタウンを目指している徳島県の上勝町を議会として視察されましたが、残念ながら揖斐川町ではこうしたやり方は難しいなというのは議員実感をされたのではないのかなと思いますし、先般、北海道の東川町、人口増加の優良町村として視察をされました。写真の町とかいろいろな取組を行っておられますが、人口面で増加した大きな要因は以前も申し上げましたが、外国人の流入を促進するということで人口増、あるいは消滅自治体の指標である若者の増加率をこういったことでアップしているというようなことでありまして、これはそのまま外国人の流入というような政策を揖斐川町ではちょっと難しいなということは、議員の皆さんも実感をされたことではないかと思います。

     今週の火曜日に昼まで委員会がありまして昼から名古屋での会議がありましたが、その名古屋の会議で長野県の南箕輪村の藤城村長さんにお会いをいたしました。人口問題についてお詳しい方は御存じかと思います。この南村箕輪村は長野県でも人口が増加している数少ない、いわゆる人口対策優良町村でございまして、村長にここら辺のことも少し立ち話ではございましたがお話を伺いました。南箕輪村は、以前より私も関心を持ってネットとかいろいろなことで情報収集をしておりました。正直なところいろいろな条件、状況、環境が違う大きく違うので、倣うことについてはなかなか難しい点が多いなということは思ったわけでございます。そういったように、なかなかそれぞれその町その町の特有の事情がありますので、先進地事例、成功事例といえども、揖斐川町がそれを倣うということについては慎重な判断が必要と考えております。

     そうした中で、以前も申し上げましたお隣の池田町、岐阜県の池田町では多くの納税額があるわけでございます。億単位の納税額があるわけでございますが、その大半は飛騨牛の返礼品であるということは皆さんよく御存じのとおりであります。

     私会議で西濃の首長とよく会うわけでありますけれども、納税額が1億を超えているような複数の町の町長にどんな返礼品がよく出ているのかと聞いたら、口をそろえて「肉、肉」とこう言います。もちろん飛騨牛のことでありますけれども、岐阜県の市町村は特例として飛騨牛を返礼品とすることができるわけでありますが、それにしても直接的に飛騨牛と関係のない池田町が他市町村に比べて飛騨牛を返礼品とした多額のふるさと納税がなぜ確保できているのか、以前池田町の副町長さんにこの点をお尋ねしたことがありますけれども、池田町では、早くから返礼品の飛騨牛に着目をして返礼品にこれを使っているとアピールをしていたと。早い時期からそうして固定客を確保できていて、現在も安定的に引き続き御購入をいただいておるというようなことでございました。これは経営学でいうところの囲い込み戦略というものでありまして、商品を販売したりサービスを提供したりしている企業が、なるべく早期に顧客を固定化、ファン化して継続的な商品の購入やサービスの利用を見込むことをいうわけでございます。つまり商品の販売であればリピート購入、サービスの提供であれば継続利用を促し、長期的かつ安定的な売上の拡大につなげていくというものであります。制度が始まってからできるだけ早期に、いわゆる初動でどれだけ他市町村に先駆けて取り組み、顧客を確保するということがその後のこの納税額の確保に大きく影響をしているということでございます。

     この点、揖斐川町ではふるさと納税においても、制度開始から長らく御指摘のように1,000万、2,000万の時期が続いたわけでございまして、4,000万、5,000万に倍増したのはここ数年であることは、議員御指摘のとおりであります。

     このようにふるさと納税に限らず、制度が始まってから初動が非常に遅いと、もう大変申し訳ないことでありますが、揖斐川町初動が非常に遅いということが残念ながら他のところでも見られるわけであります。先ほどマイナ保険証のお話がございました。このマイナンバーカード、私が町長に就任したとき、揖斐川町のマイナンバーカード普及率は先ほどの納税額のグラフと同じように県下で最下位か、その次ぐらいの散々たる普及率であったことは皆さん御案内のとおりであります。普及率が低い町村にはペナルティが与えられるというような話もありまして職員一生懸命頑張りまして、いろいろな集まりの場に出向いてマイナンバーカードの説明をし、またいろいろなイベントの催しの会場でマイナンバーカードの臨時の受付窓口を設けたり、あるいは役場入口に専用の窓口を設けたりと普及に努めてまいりまして、現在では県平均を上回る普及率を確保することができました。

     マイナンバーカードでは、このように初期の圧倒的に低い普及率を何とか県平均を上回るところまで持ってきたわけでありますが、ふるさと納税はお金に関わる問題でもございますので、マイナンバーカードの普及率のように簡単にいかないわけでありますけども、やはりここは初期からの真摯な取り組みというものが後々に大きな影響を与え、初期からの真摯な取り組みが大事であるということを痛感しておるところでございます。

     それから、納税額の多い自治体を見ましても、北海道の多くの自治体のように豊富な海産物、農産物、岐阜県の関市のように刃物の一大生産地といった億単位のふるさと納税に対応できる返礼品となる資源を有する自治体とそうでない自治体では、おのずと納税額、あるいはアプローチの方法に違いが出るのは当然であり、揖斐川町としてどのようなアプローチが適当であるかというのを現在考えております。

     もちろん揖斐川町の特産品を返礼品とするアプローチもこれまで以上に推進することはもちろんでございまして、今も新たにぎふコーラのペットボトル版などいろいろ新たな特産品の開発をいたしております。それから先ほど申しましたが、例えばクラウドファンディング型のふるさと納税、これはふるさと納税制度の本来の目的である地域を応援したい、地域に貢献したいという純粋な思いからふるさと納税をしていただく仕組みでございます。こうした物質的な返礼品でなくサービスの提供、揖斐川町特有の有形無形の資産を活用した、これまでにない形を伴わない新たな返礼品の在り方、ゴルフ場のクーポン券とかテフの利用券とかいろいろやっておるわけでありますけども、こういったふるさと納税の本来の目的である町のさまざまな活動に共鳴支援をしていただいて、具体的な返礼品は伴わないふるさと納税という新しいアプローチ、それから先ほどちょっと言い忘れましたが、現在ダム貯蔵の新たな地酒、それから先ほど申しましたペットボトルタイプのぎふコーラの開発など新たな返礼品を開発をして、こうした返礼品での納税の確保、それから先ほど来申し上げております形を伴わないような新たなアプローチからの取り組みというものも今具体的に検討しておるところであります。

     先般も鈴鹿市が鈴鹿サーキットで行われるF1のチケットを返礼品として納税額が増加したという報道もございました。揖斐川町でもマラソンのエントリー券を返礼品としておりますけれども、こうした特に物質的な返礼品を伴わないふるさと納税の在り方、そうしたものも現在具体的に検討させていただいております。お話ができる状況になればまた御説明をさせていただきますが、さまざまな現物の返礼品の納税の確保にとどまらず、新たな形での納税額のアップに努めてまいりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げます。

    若園 敏朗 議員 (3回目)

     今の町長の答弁の中で一番最初に言われましたことに、職員がやる気がないとか、そんなようなことを私は前回言ったというふうに申し上げられましたが、私はばかりながらそのようなことは申しておりません。私が申し上げたのは、行政に本気度がないという言い方をして、それは言ってありますし、行政に本気度が見られないという話をさせていただきました。

     職員の方を一切責めてもいないし、前回の議事録を見てもらったら分かりますが、一切言っておりませんので、その辺のことはまずは御確認いただきたいというふうに思っております。  

     本当にいろいろ仕事がある兼ねた中で行政の職員の方々は一生懸命仕事をしておられますし、私職員の方に言うということはありません。

     それよりも職員の方にいろんなことをお話があれやれこれやれっていうのはやっぱりトップの町長、役職の方であるので、そういった方には発破をかけるというか、こういうことをやってほしいということをやってほしいというようなお願いをしますが、最初に言われたことに関してはちょっと御訂正をいただきたいなというふうに思います。

     それから、次に専門の職員の方をつけるというのは手段で、必ずしも成果につながるかどうかは分からないというふうにお答えがありましたが、これはやってみないと分からないことであって、机の上ではやってみないと分からない。そのとおりだろうなと思いますが、実際に成果を上げている町があちこちであるわけですから、例えば五つも六つも抱えている職員をその人に頑張ってふるさと寄附金集めてねというふうにやっても変わらないかもしれないけど、それを二つか三つぐらいに減らしてお願いをすれば絶対に成果が上がるわけだし、美濃市の先ほどの話、トイレットペーパーの話を言いましたが、あれもアイディアなんですよ。トイレットペーパーだけはずっと前から出しとったんやけど、それを定期的に送るというアイディアをいろんな地元へ職員の人が話しに行って、それを聞いてきて面白いなっていって取り入れた。そういうコミュニケーション、地元とか生産者とか商売やってる人たちとコミュニケーションとっていきながら進んでいけばいくらでも増える。どうしても初動が遅いというのを気になされてますが、初動は遅くても後から頑張ればできる。

     それからもうひとつ、北海道の海産物だとかお肉の話も出てましたが、先日テレビで見たんですけど、愛知県の南知多町、あそこはシラスが有名なんですね。ふるさと納税のシラスというのがすごく出ています。全部で4億何千万という金額を集めているんですけど、ところが今年かな去年かな、そのシラスがいっぱい注文がありすぎてなくなってしまった。これじゃいかんということで、また新たにその町ではスタッフを増やしてシラス以外のもっと新しい商品を開発しようということで、また新たに人を投入して全部の生産者だとか商売やってるところを回らせて増やそうとしてるんやね。それが行政としての仕事だと私は思うんですよ。失敗してもいいからまずやってみたらいいじゃないですか。それから住民のいろんな意見を聞く機会を作ってみたらいいじゃないですか。それが何て言うか、その一過性のものじゃ駄目なんですよ。注文が来てもすぐなくなってしまうようなもんじゃ駄目だし、ある程度長続き持続可能な何とか長いこと続けられるような、しかも大量生産に間に合わせられるようなものをつくっていかないかんというのが僕らの使命なんですね。だからまずその初めからうちの町はこうだからって言うんじゃなくて、違う、まだまだいけるんだっていう前向きに前を見て頑張っていただきたいなというふうに思ってます。

     私からは以上ですが、とにかくここにおられる行政の皆さんも、我々議員のほうもいろんなところに声掛けをしながら、いろんな情報を集めながら、これからこんなことやっていけんかということを提案していきながら前に進んでいけたらなというふうに思います。

     以上でございます。

    町長 (3回目)

     個々の案件、事例についてお答えしてるときりがないのであれですけども、例えば定期便についてはもう御存じだとは思うんですけど、お米とかそういったものは既に従来から定期便というような形で定期的にお届けするようなシステムというかそういった体制もとっておりますので、それは美濃市が最近気がついてやられたという話ですけども、うちは前からお米とかそのほかの産品で定期便ということで、定期的にお届けをするというようなお米を中心にやっておりまして、結構少ない納税額ではありますけども、大きなウエイトを占めておるということは御承知おきをいただきたいと思います。

     それから今おっしゃられたように、億単位に物に対応するような返礼品の大量生産、こういったものがないとなかなかこれは納税の確保につながりませんので、そういった大量に納税の御注文に対応できるような商品というもの、米がいいのかお茶がいいのかそういったものもやはりしっかりと注文もらっても、いやこれは限定100組ですみたいな話ではいけませんので、そういった億単位の納税額に対して対応できる商品の確保、生産というものが揖斐川町でどういった品目があるのかということを考えてみるとなかなか厳しいところもあるわけでありますので、そこら辺は先ほど言われるように大量生産ができるような億単位の納税額注文に対してお応えできるようなそういった大量生産の可能な産品というのを開発、見つけていくということも大事なことだと思いますし、そういった産品勝負じゃなしに、カタログショッピングだけではなしに、そういった新たなサービスでの目に見えないサービスとかそういったものを返礼品とする取り組みと、これはやはり私どもとしては一つの有効な手立てだと思っておりますので、その点は今一生懸命、従来の返礼品の開発とか、それからそういったもののPRは当然引き続き議員から見るとまだまだ生ぬるいという話だろうとは思いますけども、しっかりとやっておりますし、そのほかに揖斐川町として新たなアプローチとして、目に見えない形での返礼品とそういったものの中で本当に揖斐川町を応援してやろう、何とか応援してやろうと西濃学園応援してやろうという方々のそういった寄附金、納税額、こういったものを増やしていくというのが揖斐川町としての一つのアプローチの仕方だろうと思っておりますので、こういった点も今後強化をしていきたいと。まだまだ諸に就いたばかりでございますので、成果はまだ出ておりませんが、今後そういったものも力を入れながら納税額について、1円でも多く確保できるように努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。



    平野 大介 議員 (1,揖斐川町の森林資源の活用について、2,子育て支援センター空調設備について)

    平野 大介 議員 (1回目)

     議長の許可を得ましたので、通告に従い2点質問いたします。

     一つ目は揖斐川町の森林資源の活用について。昨年11月19日に冠山峠道路が開通しました。この道が開通したおかげで、藤橋の道の駅では4月から8月までの利用客数は昨年の1.5倍に伸びているそうです。この冠山峠道路の開通の効果をこれからも維持させて伸ばしていくためには、今ある観光資源を生かして、あるいは新たに作り上げていくことが重要だと思います。

     揖斐川町に余暇で訪れるお客様は、史跡や景色を見ることを目的とした観光、キャンプ、登山などのアウトドアレジャーが主で、森林率91%の揖斐川町では、自然や森林資源を活用した森林サービス産業が重要になると私は思います。

     森林サービス産業とは、森林資源を木材生産や治山事業だけでなく、民間事業者などが森林空間を利用した健康、観光、教育などのサービスを提供することで山村地域に雇用と収入機会を創出することを目的とするもので、キャンプ場や森林空間内でのヨガやカウンセリング、健康増進や離職対策を兼ねた社員研修、スキー場、ゴルフ場などの跡地を利用したアウトドア施設の経営、登山ガイドが例として挙げられます。

     揖斐川町では、民間の事業者などがキャンプ場の経営、ジビエ料理の提供、草木染めや薬草摘みの体験イベント、森のようちえん、オフロードバイクのエンデューロレース、そして最近ではキャンプ場でも自家用車が横付けできるオートサイト施設やグランピング施設が設置され、登山道などを利用したトレイルランを行っている事業者もあります。このように各民間事業者、指定管理者は、地域や時代に見合ったサービスを展開しています。

     岐阜のマチュピチュと呼ばれる春日六合上ヶ流地区では、遊歩道を歩くと山の中腹に展望台があります。そこでは茶畑を中心とした景色を見ることができます。そこに昨年度は1万8,800人の観光客がみえました。現在の揖斐川町の人口と同人数です。関東や関西、さまざまな場所からのお客様が訪れ、今年は福井県や石川県の方もみえるそうで、昨年の1月から6月に比べて1.2倍、養鉄トレクルにおいては今年の1月から6月までで226人の来客数で、養老鉄道揖斐駅から片道10キロの上り坂を上ヶ流地区まで来ていただいています。

     上ヶ流地区では、地域住民が飲食店や売店、カフェを営業され、食事や無農薬のお茶を販売しており、自ら地域の発展に寄与しています。このように多少遠くても魅力のある景色や施設、魅力のある食べ物があれば、食事をしてそこでしか手に入らないものをお土産として購入したいという気持ちになります。

     昨年1月30日、岐阜県では森林サービス産業の育成、会員間の情報共有を目的とした、ぎふ森のある暮らし推進協議会を設立いたしました。また、揖斐農林事務所管内では、今年の1月と8月に揖斐地域森林サービス産業意見交換会が行われました。

     ぎふ森のある暮らし推進協議会の会員や、森林空間の活用に関係する団体の参加のもと、岐阜県内や揖斐郡内での活動の発表や今後の活動提案がありました。そして、ぎふ森のある暮らし推進協議会揖斐支部会の発足の計画もあり、事業者ごとの活動や各地域の施設、登山道などの情報共有を行うことを目的としています。また、飲食店やお土産などの物販を扱う商業施設との連携も視野に入れているそうです。

     揖斐川町では、森林空間に関係する団体、事業者は多数みえます。これらの魅力のある森林資源、魅力のある施設を町内外の方に知っていただくには、より一層の連携とより有利な情報発信が望まれます。

     揖斐川町には豊富な森林資源があり、森林資源を活用した取組こそが、この揖斐川町の活性化につながると思います。

     ここで町長に質問です。今後、森林サービス産業を進めていくためには、行政機関、民間企業、地域との連携がより一層必要となってきます。今後の森林サービス産業をどのように進めていくのか町の方針をお伺いいたします。

     続きまして、子育て支援センター空調設備について質問いたします。

     福祉総合支援センター内にある子育て支援センターは、子育てについての相談や情報交換ができる未就園児を持つ親子の交流の場となっています。親子が来所した際に子供たちは遊戯室で遊びますが、この遊戯室には空調がなく35℃以上の猛暑日になるとこの遊戯室の温度は30℃以上となり、遊戯室では遊べる状況ではありません。

     私がお伺いしたときは32℃でした。職員の方は、猛暑日には子育て支援センター内の空調のある事務所を使って遊ばせるといった対応をしていただいておりますが、やはり遊具のある広い遊戯室で遊びたいという子供さんもみえます。

     福祉総合支援センターは、昭和55年に整備され、当時は揖斐川幼稚園として利用されておりました。利用を始めてから40年以上がたち、今は複数の機関が入る複合施設となっておりますが、老朽化も進み、揖斐川町では揖斐厚生病院跡地に移転するという計画も聞いております。移転については遠い将来ではないと思いますが、少なくとも来年、再来年ではないと思われます。移転計画や予算面も考えると、常設のエアコンを設置することは得策ではないと思いますので移動式のエアコンを導入してはどうかと考えます。移動式であれば、子育て支援センターに限らず、非常時にエアコンのない避難所などにも活用できると思います。

     子育て支援センターの目的である、子育て親子の交流の場の提供と交流の促進がさらに図られ、子育て世帯の方が安心して快適に利用できる施設とするために、移動式のエアコンの導入ができないかお伺いいたします。

    町長 (1回目)

     それではただいまの平野議員の御質問にお答えいたします。

     1点目の揖斐川町の森林資源の活用についてでございます。町では県のぎふ森のある暮らし推進協議会に設立当初から行政会員として参画をし、森林サービス産業の育成や普及に取り組んでいるところでございます。町内をフィールドとして会員の7業者がグランピングやらトレイルランなどの事業を展開しているところでございます。しかしながら、森林サービス産業というもの自体が初めての取組であり協議会発足から間もないこともあって、岐阜県全体としましてもどこでどのような体験プログラムを提供しているのかをまだ十分に把握しきれていない状況でもございます。

     こうしたことから、協議会内では会員が提供する森林サービス産業の情報発信を行うため、年度内にホームページを開設する計画があると伺っております。また9月28日から11月30日にかけて、岐阜県内で開催されます体験プログラムを一体的にPRするぎふ森フェスが揖斐川町で開催されます。そのオープニングを9月28日に高原キャンピングフィールドアフレッパで開催することになり、岐阜県が森林サービス産業として行う初のイベントのオープニングを町の指定管理施設で飾ることができたということは大変にうれしく思っておるところでございます。

     現在、森林サービス産業の活動については、町有施設に限っての町のホームページなどでの PRをしているところでございますが、町の豊かな自然を生かした地域づくりは重要であることから、今後は民間施設も含めた施設紹介やイベント情報を広く PR し、森林サービス産業の取組を支援をしてまいりたいと考えております。

     また、県では協議会の非会員も含め、揖斐管内で森林サービス産業を盛り上げていくために揖斐支部の発足を計画していることから、町もこれに参画をし、例えば城台山でのガイドツアーが行うことができないか、現地で今検討していくことも考えているところでございます。

     このように協議会に加盟していない事業者が独自に加わっていただく体験プログラムの掘り起こしや新規事業の検討、町内における森林サービス産業のPRを県や事業体と連携をしながら引き続き実施をしてまいりたいと考えております。

     次に2点目の子育て支援センター空調設備についてでございます。

     揖斐川町子育て支援センターは平成17年9月に整備された揖斐川町福祉総合支援センター内の施設として親子で楽しく遊びながら子育ての情報交換をしたり、育児不安への解消や子育てにおける相談指導等を行う目的で設置され、平成18年4月に開所いたしました。本施設は、元々昭和55年に揖斐川幼稚園として整備された施設で、既に45年ほどが経過をいたしております。議員御指摘の遊戯室の空調につきましては、建設当時から設置がされておらず、特に近年は夏の暑さに伴い、利用者からも改善の要望のお話を伺っておるところでございます。

     本遊戯室は、御案内のように吹き抜けで天井が高く、空調を設置するためには相当の費用が要ること、また施設が40年以上経過していることから、現在議員も御指摘の整備を進めております旧揖斐厚生病院跡地を活用した医療、介護、福祉の複合施設の整備に合わせてここに子育て支援センターの移転も検討をしているところでございます。

     しかしながら議員御指摘のように、すぐに移転をするということはできないために今年度から御指摘の事務所として使用していた冷房の効く20畳ほどの部屋を遊びの場として開放し、子育て支援センターの活動に使用していただいているというところでございます。

     そうした中で空調については、移転後も他の施設等の利用も可能という観点から移動が可能なエアコンの導入について、私どものほうでも検討をいたしておるところでございます。こうした移動可能なエアコンの導入については、東京都葛飾区の体育館にこの移動式エアコンを導入した事例がありまして、こちらのほうに問い合わせを行ったところ、しっかりと冷房が効いて暑さによる夏場の利用キャンセルがなくなったというようなことで大変効果があったというようなことも伺っております。また、エアコンということで冬場の暖房にも利用できるという利点もあると伺っております。町といたしましては、施設環境の改善に努めるとともに、利用者のこうした御要望にお応えをするためにも、この移動式エアコンの導入を検討してまいりたいと思っております。

     また、今後は災害対策や教育活動での熱中症対策として避難所ともなる体育館等へもこうした移動式エアコンが有効に活用できるかどうか、導入が可能かどうか検証しながら広くこういった空調の整備に取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。

    平野 大介 議員 (2回目)

     答弁ありがとうございました。

     もとより私も行政機関が民間事業者の事業内容について、公平性を持ってどのような関わり方をするのかという難しい判断があり、こういった課題というのは森林資源の活用した施設に限らず、観光である商業施設であったり、そういった面でも当てはまってくるなと思います。

     しかし、例えば今回のような町長のおっしゃっていただきました森のある暮らし推進協議会の揖斐支部の会員という団体、会員ということで、町もその会員として事業者間の交流場、そして先進地事例の紹介をしていただくなど情報を共有する場としても行っていただければなと思います。

     元々揖斐川町は自然や森林空間を活用したサービスを行っておりました。30年から50年前、春から秋はキャンプや登山、冬はスキー場で賑わい、近くには飲食店、宿泊施設があり、そこでは地域の方の雇用が守られておりました。

     しかし、事業者も減り、地域で働く場所が少なくなった今日、改めて森林資源の活用を見直すことで、山村地域の活性化、新たな雇用の創出を行うためには、森林サービス産業の育成が必要となると考えます。

     町内各地で森林空間を活用した取組、サービスの提供をしていただいている事業者の皆さんの事業内容を発信していくことで揖斐川町への集客につながっていくのではないかなと思います。

     令和4年度から揖斐川町で取り組まれているアウトドアフィールド構想も、森林空間を活用した取組も行ったその一つで、揖斐川町内の各エリアで展開する事業者間の情報の共有、事業者間の連携を強化し地域全体の関係人口を創出することを目的としていると。そして、東海環状自動車道、冠山峠道路開通による商圏の拡大を捉え、揖斐川町の活性化につながるとこととしております。

     都市部から山や森に人を呼び込むことで途中のお店に立ち寄り、買い物などをしていただくことでこれも大事なことになってきています。冠山峠道路の開通によって藤橋の道の駅だけではなく、谷汲や坂内の道の駅でも来客数が昨年より10%から20%伸び予想していた北陸圏内だけでなく愛知県や中部圏内のお客様も増えたそうです。

     東海環状自動車道の全線開通は令和8年度とされておりますが、これによりさらに商圏が広がり多くの来客が見込めると思います。よろしくお願いいたします。

     このアウトドアフィールド構想と森林サービス産業の育成をすることで、町内の新たな産業をつくり出し、行政、民間事業者、地域が一体となって山村地域の振興、揖斐川町の活性化につなげていくこと、これこそが課題になってくると思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。

     子育て支援センターの空調設備については、前向きな答弁ありがとうございます。

     近年は核家族化や人口減少で、行事など見直しなどで地域とのつながりの減少によって親とか地域の方との関係も希薄といった子育てに悩む親さんは少なくありません。特に長子であったりすると初めてのことが多く、子育てについての相談や同じ地域で暮らす親子同士の交流の場として子育て支援センターは大切な公共施設だと思います。

     昨年は3,000人の利用者がみえたそうです。揖斐川町には同様の施設がなくより多くの方にも安心して利用していただける環境で利用していただけるようにお願いしたいと思います。

     やはり最近の気候の変動により猛暑日と言われる35度以上の日が岐阜県内でも40日以上最近ではあるそうです。また、岐阜市や大垣市でも体育館の設備に空調をつけるといった計画もありますし、時代の変化に対応した行政側の対応もよろしくお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。

    町長 (2回目)

     議員御指摘のように803平方という広い面積を有する揖斐川町において9割以上が森林でありますので、そういった森林資源を活用した産業振興というのは当然のことでございまして、そういった中でこの森林産業関係の動きが特に出てきたということは大変ありがたいことでありますので、私どもとしてこうした取組に積極的に参加し地域振興につなげてまいりたいと思っております。

     これまでもグランピングキャンプなどとそういったものの観光産業としての森林の活用、あるいは森林にある木材を使った林業、森林産業、そういったものの推進というものも必要でございますが、加えて最近では企業の研修やら社員の福利厚生プログラムとして森林空間を活用する事例というものが増えてきております。

     こうした形態のものも誘致をしながら、これにより企業の皆さんの社員の健康管理などにも貢献しつつ地域の活性化につなげていくと、こうした観点からの森林産業こういった取組もこれからはできるのではないのかなと思っておりますので、今後とも多面的な取組の中で森林サービス産業の振興というものに努めてまいりたいと思っております。

     それから、先ほど来申し上げました子育て支援センターの空調については、長らく大変御迷惑をおかけしたわけでありますけれども、新たな対策の方法として新しい形の移動式エアコンというものが出てまいりまして、既に葛飾区等では導入して効果が実証済みでございますので、ぜひ私どもとしてもこういったものを導入して御迷惑かけておる遊戯室での空調の整備につなげてまいりたいと思いますし、先ほど来申し上げましたようにこういった仕組みというものは、バスケットコート1面に対して2台ぐらいの移動式エアコンでカバーができるというかなり高性能のものでございますので、この遊戯室にとどまらず今話題となっております学校体育館の空調なんかも1億円近くかかるという多額なものでございます。こういったものがこの移動式のエアコン等で代替ができるものであれば、こうしたものを含めて推進して体育館での授業の熱中症対策、それに避難所での空調対策というなことについてもできるか今後検討してまいりたいと思っておりますので、併せてよろしくお願いを申し上げます。


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